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栄でゴトウヒロシさんの油彩画展 「日本の自然を描く展」大賞作品など15点

「日本の自然を描く展」で大賞を受賞した作品「九十九里の小さな砂丘」を紹介するゴトウヒロシさん

「日本の自然を描く展」で大賞を受賞した作品「九十九里の小さな砂丘」を紹介するゴトウヒロシさん

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 名古屋出身・東京在住のイラストレーター・ゴトウヒロシさんの個展「ゴトウヒロシ油彩画展 SMOOTH WATER」が10月25日、「ハートフィールドギャラリー」(名古屋市中区栄5)で始まる。

ゴトウヒロシさんの油彩画展の展示作品の一つ「束の間のせせらぎ」

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 普段は注文に応じて人物画を中心に制作するというゴトウさん。名古屋では、2007(平成19)年以来16年ぶりの展示会になる。

 展示作品は、10年ほど前から通っている東京・神楽坂のアトリエで描きためたという油絵で、「上野の森美術館」が開く「日本の自然を描く展」で大賞「上野の森美術館賞」を受賞した「九十九里の小さな砂丘」をはじめとした15点。「千葉や東京近郊の海・川・沼など水辺に出かけた際に切り取った風景と時間の記録を描いた」(ゴトウさん)という。

 英国の画家 ジョン・エバレット・ミレーの作品「オフィーリア」に出合い感動して、水面を油絵でどう描いたら表現できるのかということに興味を抱き、色彩の関係性を独自に研究してきたというゴトウさん。写真に撮った水辺の風景をデジタルに置き換え、ピクセル単位で色を観察。色面としてキャンバスに置いた際に全体としてどう映るかを考えながら配色していくという。「透明度の表現、映り込みや反射、きらめきの描き方を制作するごとに発見しながら、試行錯誤している」と話す。「チューブから絞った絵具をほぼ1本の絵筆でキャンバスに塗り重ねていくと混ざり合い、最後にはパレットの上で泥沼化する。絵の中にある色彩の調和と反発こそが、水面の表層を表す技術の一つ」とも。

 後で題材になるのではという景色に出くわすと、写真に撮り残すようにしているといい、「記憶に鮮明に残るのは、いつもまぶしさ。光の有様や空気、音を、できることならその時の印象のまま画面に閉じ込めたいと思っている」と話す。

 期間中は毎日、在廊する予定。「作品の近くに寄って景色の中に入り込んで、私がそこにいた季節を、時間を想像してみてほしい。描いた現場について何でも質問して」と来場を呼びかける。

 開催時間は12時~18時。入場無料。今月29日まで。

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