三重県産の食材を使った料理を提供する「陽春の三重フェア」が3月1日、ANAクラウンプラザホテルグランコート名古屋（名古屋市中区金山町1）で始まった。

「ペストリーコーナー」の「鈴鹿抹茶のタルト」「マイヤーレモンのブレッサンヌ」

　10年以上続く恒例の同企画は、中国料理、京料理、フレンチベースの料理など同ホテル全館のレストランとバーで県産の素材を使ったメニューを販売する。同県で開催される「鈴鹿F1日本グランプリ」に合わせ開催する。

　2階のカジュアルダイニング「ガーデンコート」では、洋食料理長の松本茂雄さんが「特に春はおいしい」と説明する「伊勢真鯛（まだい）」を使う茶漬けや手こねずし、パスタのほか、「大内山牛乳」を使うクラムチャウダー煮込み、ヒジキが入ったサラダ、伊勢みそを使う炒め料理、あおさのりのあんかけソースを使う魚料理、コシヒカリを使うたこ飯、「ねぎらいねぎ」などの薬味を用意する伊勢うどん、抹茶やマイヤーレモンを使うスイーツなどを提供するブッフェを展開する。料金は、ランチ＝4,800円、ディナー＝5,800円。土曜・日曜・祝日は500円増し。

　松本さんは「長く行っている企画のため、さまざまな三重のおいしい食材を知っているのが強み。生産地に出向き生産者から食材に対するこだわりやおいしさを聞いているので、こちらも思い入れが強くなる」と話す。

　京料理「たん熊 北店」（3階）のコース料理（ランチ＝6,500円、ディナー＝1万3,000円）や中国料理「花梨」（29階）のコース料理（同＝6,500円、同＝1万2,000円）、スカイレストラン「スターゲイト」（30階）のコース料理（同＝6,500円、同＝1万5,000円）を展開。各店のコース料理には伊勢真鯛、スズキやヒオウギガイ、シマアジ、桑名産ハマグリ、「伊勢水沢牛」などを使う（食材はメニューにより異なる）。「ペストリーコーナー」（1階）では「鈴鹿抹茶のタルト」（650円）や「マイヤーレモンのブレッサンヌ」（300円）を、「バー スターゲート」（30階）ではスパークリングワイン「フェッラーリFIリミテッド・エディション『スズカ』」を使う「桜モヒートロワイヤル」（1,900円）を、それぞれ提供する。

　4月30日まで。