無人営業の「セルフカフェ」が4月25日、「ドン・キホーテ栄本店」(名古屋市中区栄3)6階にオープンした。
利用は「セルフカフェ」店内の自販機でドリンクを購入が必要となる
常駐スタッフを置かない無人営業で、店内の自販機でドリンク購入することで誰でも利用できる同店。店舗は名古屋市内を中心に展開するほか、大阪、千葉など現在国内に17店舗を展開する。運営会社は、愛知県内でグランピング&バーベキュー施設を展開する「ウッドデザインパーク」(岡崎市)。
会員登録不要で、入店から退店まで全て利用者がセルフで行う。同社事業責任者の鈴木大基さんによるとによると、勉強や仕事の場所として使われることも多いというが、会話は自由。店内には無料Wi-Fi、個別電源(一部席を除く)を備え、利用時間制限は設けない。飲食物の持ち込み不可。10分以上離席する際は再度ドリンク購入が必要。鈴木さんは「家庭教師が勉強を教える場所や、子どもの行事の作り物をグループで集まって作る作業場として使われるなど、われわれも想定していなかった使い方で感心している」と笑顔を見せる。
栄店は、ロングテーブル、4人がけのテーブル席、カウンター席などを設け、席数は50席。鈴木さんは「利用者からの声もあり、名古屋の中心地の栄に出店しなければと思っていた。栄店は土地柄、若年層がターゲット」と話す。利用状況は既存店と同じで、休日が混雑し、平日は夕方くらいから利用者が増えるという。
「繁華街への出店だが、マナーよくきれいに使ってもらっている。室内の雰囲気が騒がしくしづらい感じが自然にできているのでは。店舗も増えたことでネットでの口コミも増え、利用時の雰囲気が伝わる。利用する方がこの環境に似合った使い方をしてくれている」と鈴木さん。深夜帯は店舗スタッフによる清掃と見回りを行う。
ドリンクは、コーヒー(380円)、カフェオレ、抹茶ラテ(以上、420円)、オレンジジュース(370円)など。「軽食の販売がほしい」という利用者の声を受け現在、ドーナツ(1個=220円)とアイスクリーム(1個=400円)の販売を試験的に導入しているという。軽食はPayPay決済に対応する。問い合わせや不正利用を見つけた際など店への緊急連絡は公式LINEで受け付ける。
営業時間は5時~翌4時。