スペシャルティコーヒーを扱うカフェ「Q.O.L. COFFEE」(名古屋市中区丸の内3)が6月11日、開店7周年を迎えた。
限定のオリジナルブレンドコーヒー豆「7th Anniversary Blend FURUMAI」
2017(平成29)年にオープンし、店内のロースターで焙煎(ばいせん)したコーヒー豆をはじめ、ドリンク、フードやスイーツを販売する同店。店長の嶋勇也さんは「機材トラブルなど、いつも何かしらの問題がついて回ったが、必死に前進し続けてきた。振り返るとあっという間の7年間だった」と話す。
嶋さんにとって特に印象深い出来事は、2022年に名古屋パルコ西館1階(中区)に2号店であるコーヒースタンド「Q.O.L. COFFEE BREWERS」をオープンしたことだという。「名古屋は喫茶店文化が根強い街。コーヒースタンドというスタイルが受け入れてもらえるのか心配でもあった」と振り返る嶋さん。「今では2号店に足を運ぶお客さまも増え、商業施設内での出店も影響し、若い世代をはじめ客層の幅も広がったと感じる」と笑顔を見せる。
7周年を記念し、限定のオリジナルブレンドコーヒー豆「7th Anniversary Blend FURUMAI」を用意した。コロンビア産とエルサルバドル産のゲイシャ種を使い、ハイビスカスやピーチ、オレンジ、ハーブのような風味とまろやかな口当たりが特徴。価格は100グラム2,980円。イートイン、テイクアウトではコーヒーを1,000円で提供する。今月30日まで。
11日には、「7th Anniversary Blend FURUMAI」を使ったドリップコーヒーを無料で振る舞った。利用客から嶋さんやスタッフに「7周年おめでとうございます」と言葉が贈られる場面も。嶋さんは「7周年を迎えられたのはお客さまのおかげ」とほほ笑む。
「将来的にはコーヒー豆の専門店を立ち上げたい。そのためにも大会などに積極的に参加し、スペシャルティコーヒーの日本一、さらには世界一を目指していく」と意気込む嶋さん。「コーヒーの世界に羽ばたく人を輩出するのも一つの夢」と話し、セミナー開催にも意欲を示す。
営業時間は7時45分~17時30分(土曜・日曜・祝日は9時から)。月曜定休。