弁当やおにぎり、総菜、パン、ご当地菓子などを扱う「こだわりの食」がテーマ店「プレシャスデリ&ギフト金山」が7月20日、金山駅構内にオープンした。
運営はJR東海リテイリング・プラス。「プレシャスデリ」ブランドは2020年8月に東京にオープンして以来、京都、静岡に続き4店舗目となる。店舗面積は130平方メートル。商品数は700SKU程度。通勤通学客や周辺に住む主婦層・単身者をターゲットに据える。
約200SKUあるという弁当や総菜は名古屋の老舗駅弁会社「松浦商店」が作る。梅・おかか・鶏五目・唐揚げなどのおにぎり、天むす、揚げ物は併設するキッチンで調理する。同店のために開発したという、ベーグルのサンドイッチ「米粉入りベーグル」(430円~520円)、生地から手作りするコッペパンのサンドイッチ「まるはちこっぺ」(240円~500円)には、同社グループの総菜ブランド「ゆきこおばさんの台所」の総菜を挟む。同社のカレーパン専門店「マツウラベーカリー」の新ブランドで総菜パンの「マツウラベーカリー~日々~」(90円~500円)のコーナーも設けた。
そのほか、東海、沖縄・九州・四国、中国・四国など全国の菓子、パスタソースや瓶詰め調味料、シュークリームやケーキなどの生菓子、アイスクリーム、飲料なども販売。愛知・知立名物の「藤田屋」の「大あんまき」(あずき・白あん・チーズ・カスタード・抹茶・栗、各210円~280円)も扱う。
オープン記念で、名古屋の和菓子店が作る洋菓子「ケロトッツォ」(23日まで、各日100セット限定)、岐阜の和菓子店の「ツバメわらびもち」(25日まで、各日30個限定)、名古屋の老舗洋菓子・純喫茶の店「ボンボン」の焼き菓子などを販売する。初日限定の「おでかけぴよりんセット」は、10時ごろには完売したという。
同社中部支社 商品部部長の伊藤良幸さんは「大きなターミナル駅への出店。初日の朝からたくさんの人でにぎわって手応えを感じる。日常使いしてもらえるように、品ぞろえを変えるなどして毎日来ても飽きないようにする。通勤帰りに夕食や晩酌のつまみに総菜を買って帰るなど、日々の生活に寄り添えたら」と話す。
営業時間は7時~21時(マツウラベーカリーの販売時間は8時から、藤田屋は10時から)。