
展覧会「ポケモン×工芸展-美とわざの大発見-」が4月26日、松坂屋名古屋店(名古屋市中区栄3)南館7階「松坂屋美術館」で始まった。
工芸作家が「ポケモン」をテーマに、陶磁、木工、金工、染織など工芸の素材や技法で制作した作品が並ぶ同展。参加作家は人間国宝から若手まで20人で、展示数は新作を含めて約80点。
ポケモンの姿を表現した「すがた-迫る!」、ポケモンの舞台や技を表現した「ものがたり-浸る!」、ポケモンを器や着物、装身具などに表現した「くらし-愛(め)でる!」の3つに分けて構成する。
「イーブイ」とその進化系「ブースター」など3匹をテーマにした吉田泰一郎さんが制作した金工作品、「フシギバナ」「アーボック」を表現した今井完眞さん作の陶芸作品、舞台の一つで南国の「アーロラ地方」に生息するポケモンを表現した城間栄市さん作の着物、「ピカチュウ」を表現した桑田卓郎さん作のタイルやカップ、ポケモンの技「つららおとし」をテーマにしたガラスで表現した新實広記さんのインスタレーション作品など。
重要無形文化財「彫金」保持者(人間国宝)の桂盛仁さんの「マギアナ」を表現したブローチペンダントと、池田晃将さんの「光晶亀甲飾箱」は新作。
会場では、「工字つなぎ」の着物姿のピカチュウのぬいぐるみや工芸作品を写したアクリルキーホルダー、同展キービジュアルを展開したマグカップやTシャツなどのグッズも販売する。商品数は約200SKU。
開館時間は10時~18時(入場は17時30分まで)。入場料は、一般=1,700円、高大生=1,100円、小中生=600円、未就学児無料。土曜・日曜・祝日は日時指定制。6月15日まで。