グラスとワインの相性を紹介-リーデル・ワイン・ブティックでセミナー

真剣な表情でテイスティングする参加者たち

真剣な表情でテイスティングする参加者たち

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 世界的なワイングラスメーカー「リーデル」直営店「リーデル・ワイン・ブティック名古屋」(名古屋市中区栄3、TEL 052-265-1227)は12月14日、ナディアパーク(名栄3)6階でグラステイスティングを行なう「ワイングラスセミナー」を開催した。

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 当日は、日本初のワイングラス・エデュケーターとして活躍する庄司大輔さんが来場。庄司さんは、自身のソムリエ経験やボルドー地方でのワイン造り経験を生かし、さまざまなエピソードを交えながら、ワイングラスの形状の需要性について紹介。初めて知る話に来場者は感心の声を漏らしながら聞き入っていた。

 参加費は4,500円で、実際に飲み比べで使ったグラス1個(3,150円相当)を持ち帰ることができる。当日は定員20人を越える23人の参加者が集まり、うち20人が女性だったことからも、名古屋での女性のワインへの感心の高さがうかがえる。

 セミナーでは、「ジョーカー」と記された小型のグラスと4種類のワイングラスを用意。シャルドネとリースリングの白ワイン2種と、カベルネ・ソーヴィニヨンとピノ・ノワールの赤ワイン2種をそれぞれに合ったグラスで飲み、各ワインの特徴を最も良く感じることができるグラスとワインの相性を体験。合わせて「ジョーカー」グラスで各ワインを飲んでみることで、ミスマッチ感を実感することができる。

 庄司さんは「ワインには、ブドウの品種によって酸味の強いもの、弱いもの、甘みの強いものなど、さまざまな味わいがある。例えば酸味の強いものは、舌先を飛び越えて舌の中央で味を感じ、そのままのどに流し込まれると、すっきりとした味わいと舌先に残るほのかな甘みを感じることができる。しかし、舌の上でワインが広がってしまうと、舌の両端にある「渋み」を感じる領域にワインが流れてしまい、余計な雑味を感じてしまいおいしく感じられなくなってしまう」と紹介。

 さらに、「リーデルのグラスは、口の広いもの、狭いもの、ボールが大きいもの、細いものなどで、そうした舌へのワインの落ち具合を調整することができるようになっている」とも。明らかに感じられる違いに、参加者からは一様に「すごい」「全然違う」などといった声が漏れていた。

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