プレスリリース

解体テックのクラッソーネ、埼玉県羽生市と「空き家除却促進に係る連携協定」を締結

リリース発行企業:株式会社クラッソーネ

情報提供:




 解体工事DXプラットフォーム「クラッソーネ」を運営する株式会社クラッソーネ(愛知県名古屋市、代表取締役CEO:川口 哲平、以下「当社」)は、埼玉県羽生市(以下、「羽生市」)と「空き家除却促進に係る連携協定」を締結いたしました。昨今、全国的にも社会課題となっている空き家問題への対策として、羽生市の空き家除却を推進することで、安全安心なまちづくりを目指します。また本締結で、当社の自治体連携の実績は87自治体(行政運営の団体含む)となりました。

背景
 近年、空き家が増加し社会課題となっています。総務省が2024年4月30日に発表した住宅・土地統計調査の速報集計結果(※1)によると、全国の空き家数は900万件、空き家率は13.8%と、過去最高の水準となっています。埼玉県では、賃貸や売却用の住宅、別荘などを除いた空き家の戸数は13万8000戸となっており、前回調査と比べて11.3%増えています。

 羽生市では、令和5年度の調査において955件の空き家があることが分かっています。こうした空き家に対応するため、令和5年3月第2次羽生市空家等対策計画を策定し、空き家の発生予防・抑制及び利活用の促進、並びに管理不全な空き家の解消促進を基本方針として、空き家対策事業を推進しています。しかしながら、少子高齢化による人口の減少やライフスタイルの多様化等に伴い、空き家が増加傾向にあるため、それらの空き家を適切に管理、活用、除却等をしていただき、市民が安心して安全に暮らせる環境を保つことが課題となっています。

 当社は、解体工事領域で、全国2,000社以上の専門工事会社と施主をマッチングするサービス「クラッソーネ」を運営しており、これまでに累計14万件以上のご利用者実績(※2)があります。また、「解体費用シミュレーター」や「すまいの終活ナビ」を利用した公民連携での空き家対策事業が、令和3年度から令和5年度の国土交通省「住宅市場を活用した空き家対策モデル事業」に3年連続で採択され、現在は全国86自治体(羽生市除く)と公民連携による空き家対策を進めています。

 今回、羽生市や当社のそれぞれが持つ資源や特長を活かしながら、羽生市内の空き家の除却促進に向けて連携協力を図り、空き家の適正な管理の推進に寄与することを目的として、協定の締結に至りました。取り組みを通じて、空き家の課題を解決するとともに、当社運営の「解体費用シミュレーター」をはじめとしたIT技術やデータを活用して、自治体担当者の住民対応の質の向上や業務効率化など、自治体DXの推進に寄与します。

協定に基づく主な取り組み内容
- 空き家所有者に対し、解体の概算費用を提示する「解体費用シミュレーター」を紹介(URL:https://www.crassone.jp/simulator/saitama/hanyushi
- 空き家所有者等へ空き家解体の進め方に関するフライヤーを配布
- 市民や空き家所有者からの相談に、当社のサービスや情報を活用し対応
- 空き家除却促進に関する施策において、当社のサービスやノウハウを提供


代表コメント

羽生市長 河田氏
羽生市長 河田晃明 氏
 近年、空き家の増加が全国的な社会問題となるなかで、羽生市でも空き家は増加傾向にあることから、市民の良好な生活環境を守り、安全で安心、そして活力のあるまちづくりを推進するためには、早急な対策が必要となっております。
 この度の連携協定により、株式会社クラッソーネ様の「解体費用シミュレーター」や豊富なノウハウをご提供いただくことで、本市の空き家対策がより促進されることを期待しております。




クラッソーネCEO 川口
株式会社クラッソーネ 代表取締役CEO 川口 哲平
 当社は「『街』の循環再生文化を育む」というビジョンを掲げ、解体工事を通じて多くの人々の豊かな暮らしの実現を目指しています。事業を行う中で、空き家問題の高まりを感じており、またその解決には自治体と民間事業者の連携が重要だと考えています。
 この度、羽生市と連携協定を締結し、解体の領域で空き家対策のサポートができることを嬉しく思います。弊社の解体に関する知識や経験・IT技術を活用し、安全安心なまちづくりの実現に向けて尽力してまいります。




「解体費用シミュレーター」とは
 スマートフォンやパソコンから10個の質問に答えるだけで、遠隔地からでも解体費用の相場が把握可能なサービスです。過去11万件の見積もりデータをもとに概算費用を算出しており、個人情報の登録をすることなく利用することができます。


解体費用シミュレーター イメージ


これまでの埼玉県内での取り組み実績
<連携協定締結実績のある埼玉県内の市町村>
吉見町・熊谷市(★)・川越市・久喜市・朝霞市(★)・行田市・上尾市・松伏町・寄居町・日高市・嵐山町・鳩山町・さいたま市(★)・飯能市(★)・本庄市・坂戸市(★)・羽生市
※連携協定締結日順。★は武蔵野銀行との3者協定。

<取り組み事例>
空き家セミナー・相談会を実施

2024年2月25日に、さいたま市・武蔵野銀行とともに実施。セミナーには約20人が参加。司法書士会や弁護士会なども参加。





リーフレットによる啓発で放置空き家が解体に

空き家所有者向け啓発リーフレット(クラッソーネ提供)を活用し、長期間放置されていた空き家が解体に。フライヤーに掲載された解体費用シミュレーターも活躍。





羽生市について(概要)
 羽生市は、関東地方のほぼ中央、埼玉県の北東部に位置し、都心から60km、さいたま市(浦和区)から40kmの距離にあり、東と南は加須市、西は行田市、北は利根川を隔てて群馬県に隣接しています。
 東北自動車道により東京方面・宇都宮方面の各都市へ短時間で結ばれています。また、圏央道(首都圏中央連絡自動車道)により東名高速道路から東関東自動車道までの5つの高速道路とつながり、神奈川方面から成田国際空港方面までの関東各地へのアクセスが向上したことから、企業誘致や観光交流にも力を入れています。
https://www.city.hanyu.lg.jp/

株式会社クラッソーネについて(会社概要)


解体工事DXプラットフォーム「クラッソーネ」とは?
 解体工事DXプラットフォーム「クラッソーネ」は、マーケティング・営業・施工・産廃処分等の解体工事におけるバリューチェーンの全域において、テクノロジーによる品質向上や業務効率化を推進し、「もっとも安い」「もっとも安心」「手間いらず」な解体工事を実現する次世代の解体工事プラットフォームです。

 マーケティング領域のDXにおいては、「解体費用シミュレーター」や「すまいの終活ナビ」を活用した空き家対策事業が、令和3年度から令和5年度の国土交通省「住宅市場を活用した空き家対策モデル事業」に3年連続で採択。

 また、3Dスキャナーを使った現地調査技術や、AIを使った解体コストの自動積算システム、AI画像認識技術を応用したリモート施工管理支援システム、産廃処分最適化システムなど、さまざまなテクノロジーを駆使してバリューチェーンの刷新に取り組んでいます。

(※1)総務省「住宅・土地統計調査」:https://www.stat.go.jp/data/jyutaku/2023/pdf/g_kekka.pdf
(※2)旧サービス「くらそうね解体」の実績含む

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