リリース発行企業:公益社団法人日本フラワーデザイナー協会
公益社団法人日本フラワーデザイナー協会(略称:NFD、所在地:東京都港区、理事長:西村好正)は、12月14日(土)に名古屋市の中小企業振興会館にて「第20回NFD全国高校生フラワーデザインコンテスト」の表彰式を実施いたしました。(後援:文化庁、農林水産省、愛知県、名古屋市、愛知県教育委員会、名古屋市教育委員会)本コンテストの目的は、高校生を中心とした若い世代の芸術への関心を促進し、創造性や情操豊かな人間性を育むことです。今年は「多様性」をテーマに、持続可能な素材の活用や環境への配慮を評価ポイントに組み込み、次世代のフラワーデザインの可能性を探求しました。
■イベントのハイライト
全国から15校が参加し、35点の「アレンジメント作品」が出展されました。会場では、白熱の作品制作が行われ、夕方の表彰式では若きデザイナーたちの創造性が称えられました。惜しくも入賞できなかった学生がその場で涙を流す姿も見られました。出展者は全員、プロのフラワーデザイナーから直接講評を受ける機会を得て、日頃の取り組み方や自分の作品の改善点について具体的なアドバイスが行われ、顧問の先生方も生徒と共に真剣な面持ちで耳を傾ける姿が印象的でした。
■一般公開日のお知らせ
12月15日(日)には、『NFDフラワーデザインワークショップ~多様な素材でつくるクリスマスのドア飾り~』を開催いたします。高校生と来場者が共に楽しみながら創造性を育む特別な場となっておりますので、ぜひご参加ください。
【入賞者の声】
金賞・文部科学大臣賞受賞者:兵庫県立有馬高等学校の板谷由菜さん
「大臣賞を受賞できたことに本当に感動しています。制作では、細い竹を古木の上に浮かせた構造に挑戦し、緊張感を保ちながらモダンな表現を追求しました。花を入れるのに苦労しましたが、それが良い経験となりました。」
金賞・文部科学大臣賞 「由縁」
兵庫県立有馬高等学校/板谷 由菜(いたや ゆな)さん
金賞・農林水産大臣賞受賞者:愛知県立豊田北高等学校の八木野の花さん
「この1年、大臣賞を目標に努力を重ねてきたので、とても嬉しいです。テーマの『多様性』を表現するために、互いが認め合うように、いろいろな形の花を集め調和を図るのに苦心しました。」
金賞・農林水産大臣賞「個性の交差」
愛知県立豊田北高等学校/八木 野の花(やぎ ののか)さん
銀賞・愛知県知事賞「樹の中-生物多様性に寄せて-」静岡県立遠江総合高等学校/左口 芽夢(さぐち めむ)さん
銀賞・名古屋市長賞「紡ぐ」群馬県立富岡実業高等学校/小暮 美輝也(こぐれ みきや)さん
銅賞・愛知県教育委員会賞「あなたが紡ぐstory」滋賀県立信楽高等学校/中尾 一結(なかお ゆい)さん
銅賞・名古屋市教育委員会賞「価値観を生み出す繭」群馬県立藤岡北高等学校/宇佐見 真央(うさみ まお)さん
審査員特別賞・スワ ミヤ賞「由縁」/兵庫県立有馬高等学校/板谷 由菜(いたや ゆな)さん
審査員特別賞・山成 美穂賞「個性の交差」/愛知県立豊田北高等学校/八木 野の花(やぎ ののか)さん
奨励賞「芽吹く」/群馬県立勢多農林高等学校/萩原 彩奈(はぎわら あやな)さん
奨励賞「目指すあの場所」/岐阜県立加茂農林高等学校/市原 未菜(いちはら みな)さん
■代表者コメント 公益社団法人日本フラワーデザイナー協会 理事長:西村好正
「今回のコンテストは、単なるフラワーアレンジメント作品を競う場にとどまらず、次世代を担う若者たちの創造性を引き出し、SDGsへの意識を育む重要な機会となりました。今後、エコ素材やリサイクル・リユース素材を積極的に活用した作品がさらに増えていくことが期待されます。彼らの作品には、伝統と革新が融合しており、今回のテーマである『多様性』への深い理解が反映されています。このような取り組みは、日本のフラワーデザイン業界の未来に大きな希望をもたらすものと確信しています。」
公益社団法人日本フラワーデザイナー協会
公益社団法人日本フラワーデザイナー協会(略称:NFD)は1967年に設立。フラワーデザイナー組織として唯一の公益社団法人です。フラワーデザインの資格認定および登録を行い、その普及と広報を図ることで、日本の生活文化の向上に寄与することを目的として活動しています。全国に53の支部を持ち、会員数は約15,000名、約8,000名のNFD講師が在籍し、花に関わるさまざまな分野で活躍しています。
本件に関する報道関係からのお問い合わせ先
公益社団法人 日本フラワーデザイナー協会(略称:NFD)
広報担当 E-mail: nfd-pr@nfd.or.jp
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