名古屋の月刊タウン誌「Cheek(チーク)」を発行している名古屋流行発信(名古屋市中区新栄1)は4月30日、アラフォー女性をターゲットにしたムック本「CRAS Cheek(クラース チーク)」を創刊する。
同誌は、今年で25周年を迎える20代向け雑誌「Cheek(チーク)」の、大人版を作ろうと企画したもの。「25年前にチークを読んで遊びに出かけていた世代」に向けて、誌面構成を図った。
「40歳が近くなったことで、さらに前向きに生活を充実させようとしている女性が増えている」と西田和代編集長。自身も「アラフォー世代」という西田編集長が自ら、口コミのリサーチをしたり、さまざまな女性ネットワークに顔を出したりして情報を集め、「プロ」「同世代」の両フィルターを通して40代前後の女性に向けた情報を発信する。
「これからの人生を計画するにあたり『道筋がほしい』と思っている40代女性は意外と多いことがわかった」と西田編集長。「一方で、夫の収入や職業にかかわらず、自分の人生を自分で切り開いて富や名声を手に入れている一般の名古屋女性は多い。そうした方たちに読者モデルとして登場してもらい、これまでの履歴やライフスタイルを紹介することで、これからを考えている女性たち光を当てることができれば」と意気込む。
内容は、「リアルな口コミ」をコンセプトに、64人の読者モデルらの地元行きつけ飲食店や、普段使用しているコスメ、ファッション情報などを中心にそのライフスタイルを紹介。「多くの名古屋女性に『出たい』と思ってもらえる雑誌になれば」との思いから、表紙もあえて有名タレントは使用せず、読者モデルを配した。「名古屋女性はシビアな一面もあるので、自分の実になる情報が載っていないと興味を持ってもらえない。そうした面でもクリアできていると思うし、『ステップアップするための具体的な情報誌』としても活用してもらえるのでは」と笑顔を見せる。
価格は700円。今後の発行は創刊号の動きを見て決める。