大須でアニメの公開アフレコイベント-声優・古川登志夫さんらも出演

「カミナリコゾウ」の公開アフレコと動画収録のイベント「大須のアニメのひまつぶし」フライヤー

「カミナリコゾウ」の公開アフレコと動画収録のイベント「大須のアニメのひまつぶし」フライヤー

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 東京を中心に活躍していたキャラクター作家のダイスケ・ジャクソンさんが名古屋を舞台に作成している映像作品「カミナリコゾウ」の公開アフレコと動画収録のイベント「大須のアニメのひまつぶし」が3月30日、大須で開催される。会場は、グッドウィル(名古屋市中区大須3)5階のエンターテインメントデジタルモール。

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 「名古屋で受け入れられることはとても難しいと各方面から聞いたことがある」と話すダイスケさんは「世界での展開も視野に入れている今、日本で一番難しいと一割れている名古屋で活動してみたいという思いが強くなった。街並みもとても気に入ったし、腰を据えて名古屋で作品を作ってみたくなった」と、2年ほど前に名古屋に拠点を移したという。

 「とは言え、知り合いもなく、当てもなく来た街。どういった作品を展開していったらいいかわからず試行錯誤しながら今に至っている」と振り返る。その中で知り合った、タレントのプラネットオシリスさんやテレビ制作者などと意気投合し、現在の制作チームを作った。

 作品は、アニメーションと実写、パペットなどが登場するオリジナリティーあふれる構成。ストーリーは、名古屋テレビ塔近くの空にいつもいる「カミナリコゾウ」が、人間が大人になる時に失ってしまう「童心」を拾って元の人に戻している。そうすることでピュアな心を持った「大人こども」のような人たちが地球には多くなり平和な世の中に。そうした地球の様子を見ていたほかの惑星の宇宙人が楽しそうな地球に興味を持ってやって来るというもの。

 パペットで登場するカミナリゴロウの声を演じるのは、アニメ・セーラームーンで「大阪なる」の声優を務めた柿沼紫乃さん。作中、実写で登場するプラネットオシリスさんは「おきてを破ってまで地球でアニメを見たいコズミック忍者 オシリちゃん」を演じている。アニメ・ワンピースのエースや、ドラゴンボールのピッコロの声優を務めていることで有名な古川登志夫さんも「オシリちゃんの師匠・トッシー」役で登場。トッシーはCGで表現するという。

 ダイスケさんは「大御所の声優さんたちも、今回の企画に面白がって参加していただけることになった」とし、「名古屋に腰を据えて作っている作品なので、登場するキャラクターたちも全て名古屋で出会った実際の人たちがモデルになっている」と話す。

 イベント当日は、CGを合成するときに使用するグリーンバックを舞台に、ウェブ用動画撮影、漫画アフレコ撮影、ラジオ公開収録を行う予定。会場では、着ぐるみのキャラクターや、絵編集後にはCG処理で消されてしまう全身グリーンタイツの裏方も見られるという。漫画アフレコ撮影には、大須の漫画喫茶「大須漫画空間」(大須2)の漫画チーム「UZO-MUZO」が描いた漫画に声が吹き込まれる予定。

 「舞台ともライブとも違う、客席を巻き込んだストーリー展開なので、見て・聴いて楽しんでいただき、後日完成する作品の仕上がりを待って…という新しい形のイベントになるのでは」とダイスケさん。収録終了後には、古川さんら声優陣によるファンとのふれあいの時間も予定する。

 開催時間は18時30分~20時。イベント途中でも入場可能。入場料=1,000円。

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