名古屋テレビ塔(名古屋市中区錦3)3階で10月7日~9日、芥川龍之介の小説をモチーフにした一人芝居「名古屋テレビ塔 シアターラボ2 幻影一人芝居『藪の中』~転生の舞~」が上演される。
同舞台は名古屋テレビ塔60周年を記念した企画の一つ。名古屋おもてなし武将隊の前田利家などで活躍する俳優の権藤貴志さんが出演し、4月に第1弾「シアターラボ1 幻想朗読劇『桜の森の満開の下』~序の舞~」が上演された。
第2弾は芝居、剣舞、映像表現を組み合わせて、小説「藪の中」の奥に潜む物語を描き出す。脚本演出は名古屋出身の毛利亘宏さん。壁面2面を使った会場を包み込むような映像表現は、前回とは違う趣向も用意されているという。
権藤さんは「シアターラボ1では朗読劇に挑戦した。初めての事で、全て手探りで造り上げた舞台だった。今回は一人芝居。同じ一人でも違う舞台になるはず。朗読とは違い、自分一人で何人も演じなくてはいけない。新しい事に挑戦できることは楽しみでもあり、役者として一皮むける良い機会になりそう」と意気込みを語った。
プログラムは2部構成で、第2部では「藪の中トーク」を開催する。権藤さんは「芝居はもちろん、映像や剣舞も前回とは雰囲気が違うものになる。どんな『藪の中』を皆さんに届けられるか、自分でも楽しみにしている。是非多くの方に御覧頂きたい」と来場を呼び掛けた。
開演は、7日=19時、8、9日=14時・19時。料金は3,800円(当日券は500円増)。