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丸善名古屋本店で写真パネル展「昭和の名古屋」

丸善名古屋本店で開催されている写真パネル展「昭和の名古屋」 坂本恭亮店長(左)と光村推古書院・大西律子さん

丸善名古屋本店で開催されている写真パネル展「昭和の名古屋」 坂本恭亮店長(左)と光村推古書院・大西律子さん

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 栄の「丸善名古屋本店」(名古屋市中区栄3、TEL052-238-0320)6階で現在、写真パネル展「昭和の名古屋」が開催されている。写真の提供は「名古屋タイムズアーカイブス委員会」。

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 写真集「昭和の名古屋」(光村推古書院)の発売に合わせて開催している同展。同書は2008年に休刊した新聞「名古屋タイムズ」に掲載された写真資料から、昭和20年~40年代の名古屋市内各地の風景をピックアップ。終戦から復興、発展していく街と人々の姿を約230枚の豊富な写真で紹介している。

 同展では商店街や鉄道、祭りなど時代を映し出す代表的な写真18枚をパネル展示。名古屋、愛知をテーマにした本も紹介する。7月には名古屋市天白区の出版社「樹林舎」の写真集「名古屋の昭和」発売に合わせ、展示替えを行う。同書は、名古屋市内から文化施設、個人蔵を含め広く写真を収集し、戦前から昭和時代の終わりまでをまとめた大型の写真集。

 坂本恭亮店長は「展示に足を止める方が多く、関心の高さを感じる。当時を懐かしむ方はもちろん、おじいちゃん、おばあちゃんへのプレゼントとして本を購入する方も。大きく変わる街の風景、人々の服装や髪形など、復興と高度成長期の昭和時代を凝縮した1冊。ぜひ、展示を見て、本を手に取り、ネットの画像写真では味わえない空気や手触りを感じていただけたら。樹林舎の本との相乗効果も期待している」と話す。

 光村推古書院・編集部の大西律子さんは「このシリーズを手に取りやすいサイズの上製本にしたのは、家でアルバムを眺めるように読んでほしかったから。アーカイブスの膨大な写真の中から、人が多く写っている生活感のある写真を選んでいる。家族で本を広げて、いろいろな話をしてもらえたら」と話す。

 同店では7月19日14時から、名古屋アーカイブス委員会・長坂英生さん、樹林舎・河合真吾さんによるトークイベント「懐かしい写真を見て、語らう『名古屋の昭和』~取材談話を交えて」を開く。本に収録された懐かしい写真を見ながら、取材エピソードを交えて解説し、名古屋と昭和時代の魅力を語り合う。入場無料。「名古屋の昭和」を同店にて購入した先着20人に座席を用意。事前予約可。

 営業時間は10時~21時。写真パネル展は入場無料。7月20日まで。

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