サカエチカ・クリスタル広場前の「ドコモスマートフォンラウンジ名古屋」（名古屋市中区栄3）で4月30日、映像配信サービス「dTV」のオリジナルドラマ「テラフォーマーズ／新たなる希望」のトークイベントが開催され、出演の篠田麻里子さん、菅谷哲也さんが登壇した。

ドラマの魅力を紹介

　公開中の映画「テラフォーマーズ」と連動してdTVで4月24日から独占配信されている同ドラマ。映画は2599年の火星を舞台に、進化したゴキブリ「テラフォーマー」と、それに対抗するため特殊な改造を施された人間たちとの戦いを描くアクション・エンターテインメント。ドラマは映画の前日譚にあたり、火星に向かう宇宙船の乗員を決める適性検査を行う研究施設が舞台。候補者同士の駆け引きや騙しあいなどの息詰まる心理戦を描き、15人が選ばれた理由を明らかにする。

　ドラマには映画で主演を務める伊藤英明さんをはじめ武井咲さん、菊地凛子さんらも登場。ドラマにしか登場しないオリジナルキャストに林遣都さん、高岡早紀さんらが出演。篠田さんは映画と同じく大迫空衣役、菅谷さんはドラマオリジナルキャストの火星行きを目指す青年小池昇役を演じている。

　多くの観覧者が見守る中、篠田さん、菅谷さんが登壇。大きな拍手と客席との距離の近さに篠田さんは「後ろの人まで良く見える。間近で聞いてもらえて、レスポンスが分かるのでうれしい」と笑顔。菅谷さんは「dTVの魅力を伝えて、皆さんと楽しい時間を過ごしたい」とあいさつした。

　名古屋について「栄はSKE48のある街なのでなじみ深い。メンバーと手羽先を食べたことを思い出す」と篠田さん。菅谷さんは「名古屋で食べたものを超えるひつまぶしには、まだ出合っていない。時間があれば今日も食べて帰りたい」と話す。

　篠田さんは「今回のドラマでは、映画では触れていないそれぞれの登場人物の背景や生い立ちが、細やかに描かれている。ドラマを見ていただくと、映画の内容もより深く分かるはず。空衣は売春婦の元締めというすごいキャラクターですが、いろいろなことがあって強くなった女性。もろい部分、弱い部分もある彼女の背景がよく分かるので、ぜひ見てもらいたい」とドラマの魅力を語る。

　「原作漫画も好き」という菅谷さん。「昇は火星を純粋に愛していて、誰よりも行きたい火星オタク。僕も火星を好きになろうと勉強した。火星はどの方向から見ても本当にきれいな星で、本当に降り立ってみたいという気持ちになった。変異するシーンの特殊メークは2時間くらいかかった。下準備で身体に合わせて型を取ったり、監督と一緒に眼科に行ってカラーコンタクトを選んだりと大変だった」と振り返る。

　イベントではラウンジの大型モニターを使用して、dTVの番組をテレビ画面で見る「dTVターミナル」を紹介。リモコンでの操作法や、作品の検索の仕方をスタッフらが解説。17ジャンル・約12万作品のコンテンツの概要などを紹介した。

　すでに会員になっているという篠田さん。「最初はスマートフォンで見ていたが、大画面で見たい番組もあるのでターミナルを購入した。バラエティーが大好きなので、綾小路きみまろさんの番組などをよく見る。家で大画面を楽しむのもいいし、移動中でも続きをスマートフォンで見ることもできる。かなり活用している」と絶賛。菅谷さんは「タイトルが思い出せなくても、監督や俳優の名前で作品が検索できるのですごく便利。映画が好きなので、家から出なくなりそう」と話す。

　この日は抽選で「テラフォーマーズバージョン」限定ターミナルを進呈。2人がそれぞれくじを引いて、当選者に手渡した。篠田さんは「私も限定バージョンが欲しい。当選した人とおそろいで持ちたい」スタッフにアピール。当選した2人が共に篠田さんのファンと知った菅谷さんのがっかりした姿に、会場から大きな声援が送られた。

　最後に篠田さんは「ゴールデンウイークの貴重な時間を使ってイベントに来ていただき、ありがとうございました。今回のイベントでdTVの良さが分かり、ドラマを見たいと思っていただけたら、とてもうれしい。映画も公開しているので、そちらも見ていただけたら」とドラマと映画の成功を祈った。菅谷さんは「ドラマと映画、どちらを先に見ても楽しめる作品になっている。ぜひセットで楽しんでほしい」と呼び掛けた。2人はラウンジに掲示したポスターにサインを書いて、笑顔で会場を後にした。

　ドラマ「テラフォーマーズ／新たなる希望」はdTVで独占配信中。dTVでは「テラフォーマーズ」の魅力を語るバラエティー番組、同テレビアニメ第1期を配信中。テレビ愛知で放送中のテレビアニメ第2期の見逃し配信も5日から行う。

　映画「テラフォーマーズ」はミッドランドスクエアシネマほかで公開中。