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久屋大通公園で「名古屋コーチンぐるめフェス」 「食べてもらう機会を」

昨年の「名古屋コーチンまつり IN 栄」開催時の様子(写真提供=愛知県農業水産局)

昨年の「名古屋コーチンまつり IN 栄」開催時の様子(写真提供=愛知県農業水産局)

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 「名古屋コーチンぐるめフェス IN 栄 2024」が9月28日・29日、ヒサヤオオドオリパーク(久屋大通公園) テレビトーヒロバ(名古屋市中区錦3)で開かれる。栄エリアでの開催は2回目。

親子丼やラーメンなど「名古屋コーチンぐるめフェス IN 栄」で提供する名古屋コーチングルメのイメージ

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 地鶏「名古屋コーチン」の消費拡大を目的とする同イベント。主催は、愛知県、名古屋市、名古屋コーチン協会で構成する名古屋コーチン振興協議会。

 愛知県農業水産局畜産課の職員によると、「名古屋コーチン」は明治維新で禄(ろく)を失った旧尾張藩の侍が新たに始めた養鶏業で、丈夫でよく卵を産む実用鶏種として開発したものという。「明治の時代から全国で飼育されていたため知名度は抜群だが、地元の愛知でも実際に食べたり見たりしたことがない人が多いのが現状。食べてもらう機会をつくるため名古屋コーチンの生産、流通、飲食に関わる業者が集まりイベントを開催する」という。

 会場には12ブースが出店し、名古屋コーチンを使ったグルメや加工品などを販売する。出店内容は、純系名古屋コーチンを主体とした鶏肉加工品を製造・卸販売を手がける「鶏三和(さんわコーポレーション)」が販売する「コーチン親子丼」や「コーチン入りチーズつくね」、小牧商工会議所が手がける「小牧発祥!名古屋コーチンプロジェクト」の「コーチンパスタ」や「つくねフライ」、「なかの食鶏」の「コーチン鶏白湯(ぱいたん)ラーメン」「親鶏焼肉」など。

 「名古屋コーチンは卵をよく産み、肉もおいしいことから卵肉兼用種に分類される」と同職員。正式な品種名は「名古屋種」。形態の特徴は鮮赤色で単冠のとさか、赤栗色の目、鮮赤色の耳朶(じだ)、淡黄褐色のくちばし、鉛色の脚。羽の色はバフ色(淡い黄褐色)が基調で、雄はやや赤みが強く尾の羽は緑黒色をしているという。

 鶏肉として出荷される名古屋コーチンの日齢はおおむね120~150日。採卵用に飼育されている名古屋コーチンが1年間に産む卵の数は約250個。殻は桜色をしている。「肉質は弾力に富み、よく締まっていて歯応えがある。こくがあるうまみが特徴。卵はやや小ぶりだが、卵黄の色は濃く舌触りは滑らか。味は濃厚でこくがあるおいしさ」(同)という。

 28日11時からは、先着150人に名古屋コーチンの卵(4個)を進呈する。同日、小学生が対象の「コーチンクイズ大会」(11時30分、14時)も行う。

 期間中、名古屋コーチンの商品の購入500円ごとにスタンプ1個が押され、スタンプ2個で名古屋コーチンを使った加工品や、卵、グッズなどが当たる抽選会に参加できる。各回11時から。景品は1日1000個限定。

 開催時間は11時~18時(29日は17時まで)。入場無料。

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