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「坂角総本舗」がえびグルメのテイクアウト店 ポップアップ経て常設

「BANKAKU KITCHEN」の海老カレーパンや海老カツサンド、海老カツカレーを紹介する坂角総本舗の伊藤真広さん

「BANKAKU KITCHEN」の海老カレーパンや海老カツサンド、海老カツカレーを紹介する坂角総本舗の伊藤真広さん

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 愛知銘菓のえびせんべい「ゆかり」で知られる「坂角総本舗」(東海市)が10月17日、エビを使うフードメニューのテイクアウト店「BANKAKU KITCHEN(バンカクキッチン)」(名古屋市東区葵3)をオープンした。

「BANKAKU KITCHEN」の海老カレーパン、海老カツカレー、海老カツサンド

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 エビを扱うノウハウを持った同社が開発・製造するカレーパンやカツサンドなどえびグルメを2021年から5回にわたりポップアップで販売してきた「BANKAKU KITCHEN」を常設店化。期間限定ではなく、いつでも食べたいという利用客の声を受け、同社創業135年に合わせ、「ゆかり」など既存のえびせんべい商品を販売する同社直営店の一角にオープンした。ポップアップは今後も継続する。

 BANKAKU KITCHENの発案者で同社マーケティング部の伊藤真広さんは「『ゆかり』など坂角の商品には、若い人に届かなかったりあまり知られていなかったりする課題があったため、坂角の良さを知ってもらうきっかけになるカジュアルなメニューを考えた」と話す。社内で開発を始めていたエビを使った試作品を使い、何か面白い組み合わせをと考え、カレーパンやカツサンドに取り組んだという。

 常設店が販売するメニューは8種類。一番の人気だという「BANKAKU 海老(えび)カレーパン」(378円)は、エビの容量が4割を占めるフィリングを国産小麦粉で作るフォカッチャで包んだ焼きカレーパン。「エビのうまみと欧風カレーのマイルドな味わいとのバランスがいい」と伊藤さん。元々、揚げて作っていたが、6月のポップアップで焼く製法に変更した。「揚げたカレーパンはおいしいが、時間がたってしまうと油が全体に回ってしまうデメリットがあったのでリニューアルした。焼きカレーパンにはあっさりしたイメージを持っていたが、ジューシーに仕上がった」と話す。

 エビのプリプリ感を味わえるという「BANKAKU海老カツサンド」(540円)は、エビの容量が5割以上を占めるカツで、衣はできるだけ薄くしたという。オマールエビとトマトのカレーとエビカツを合わせた「BANKAKU 海老カツカレー」(1,452円)や「BANKAKU 海老ライスコロッケ」(394円)も用意する。

 常設店について、山田さんは「ポップアップ同様に自宅で食べる総菜として楽しんでもらうほか、場所柄、ランチでの利用も想定する。カレーパンは手土産にも。当社のエビへのこだわりを知ってもらうほか、店舗に並ぶ坂角総本舗の新商品・新パッケージに若い人にも触れてもらいシフトを広げられれば」と意気込む。

 営業時間は9時~19時(土曜・日曜・祝日は18時まで)。

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