ハンバーガーと自家製アイスクリームの店「feu（フー）」が5月29日、商業施設「マルエイ ガレリア」（名古屋市中区栄3）1階にオープンした。　

旬のスナップエンドウを使う期間限定の「スナップエンドウだけバーガー」

　店舗設計事業と日本茶カフェ「YATAGARASU（ヤタガラス）」（栄4）を運営する「nagi（ナギ）」（千種区）の新業態。国産食材を中心に使ったハンバーガーや自家製アイスクリームのほか、一品料理、クラフトビールを用意する。店舗面積は約20坪。席数は約20席（カウンター席4席、テーブル席16席程度）を用意する。

　店主の下地悠介さんは「ヤタガラスではパフェメニューがあり、コラボ企画でハンバーガーを販売したこともある。パフェとハンバーガーの食材を重ねるという共通の作り方や、いい食材をどのようにおいしく食べるかを考えることがデザインにも通じると考えた」と話す。

　ハンバーガーは、和牛100％パティー、特製タルタルソース、南蛮ソース、千切り紫キャベツを挟んだ「タルタルバーガー」（1,580円）、和牛パティーに特製塩バターとマヨソースを合わせた「塩バターバーガー」（1,550円）などを用意。旬野菜を使った期間限定メニューは、蒸し、揚げ、焼きの3種類の方法で調理したスナップエンドウを、チーズと一緒に押し焼きしたバンズで挟んだ「スナップエンドウだけバーガー」（950円）、刻んだマッシュルームで作るソースを使った「マッシュルームバーガー」（1,780円）などを用意する。北海道尾藤農園産の1年間熟成したキタアカリを使ったフライドポテトが付く。

　このほか、アイスクリームは、ミルクアイスに自家製トマトジャムを合わせた「トマトミルクアイス」、ペーストにしたマッシュルームにミルクアイスを浮かべた「マッシュルームアイス」、「YATAGARASU」でも提供している「ヤタ抹茶」（シングル＝550円、ダブル＝1,000円）など。

　野菜は、下地さんが知り合った全国各地の生産者から仕入れた物を使う。「産地や農園の名前をメニュー名に載せていきたい。日本の旬を追いかけてメニューに生かしたい」と下地さん。

　店名の「feu」はフランス語で「火」を意味する。下地さんは「『火』は調理において欠かせない存在で、自然と人が集まるイメージがある。店舗のある『栄』の旧字『榮』に火の字が含まれていることも店名を付けた理由の一つ」と話す。

　営業時間は10時～21時。定休日はマルエイガレリアに準ずる。