大ナゴヤ大学、河村たかし市長の激励で開校式-授業で名古屋の魅力再発見

大ナゴヤ大学開校式の様子

大ナゴヤ大学開校式の様子

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 「街中がキャンパス」「誰でも先生、誰でも生徒」をコンセプトにしたプロジェクト「大ナゴヤ大学」が9月12日、ほとりすなごや納屋橋(名古屋市中区栄1)で開校式を行った。

 大ナゴヤ大学は、渋谷を拠点とした公開講座を行う生涯教育プログラム「シブヤ大学」の姉妹校。これまで名古屋について話し合う「Think Nagoya(シンクナゴヤ)」やオープンキャンパスと称した3つのプレ授業など開校に向けて準備を進めて来た。

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 当日は式典に先立ち名古屋市内のさまざまエリアで、円頓寺や覚王山など商店街についての授業、小倉トーストや有松絞りについての文化的な授業、街に生える雑草についての授業、名古屋のB級スポットを見学する授業、街とアートをテーマにした授業など8つの個性的な授業が開かれた。

 17時からは、ほとりすなごや納屋橋に集まり開校式、各授業のシェアリングが行われた。式典には、河村たかし名古屋市長を迎え授業に参加した生徒・講師、支援者、運営スタッフ、学生登録済みの名古屋開府400年のマスコットキャラクター「はち丸」など約170人が参加した。

 開校を迎え学長を務める加藤慎康さんは「みんなの力で、無事に開校式を迎えることができた」とプロジェクトに携わったスタッフ、参加者に感謝を述べ、「盛り上がっている授業を目の前にしたとき、鳥肌がたち感動した」と目を輝かせた。

 名古屋市の河村たかし市長は、同大学について「えりゃもんだ(大変すごいものだ)」とおなじみの名古屋ことばであいさつし、「みんなで名古屋のいろいろなことを発掘し、盛り上げましょう。役所もできるだけ協力していきたい」と激励した。副学長であるタレントの原田さとみさんから「名古屋ことば授業の講師」を依頼されると、「喜んでやりたい」と笑顔で応え、会場から歓声が上がった。

 シェアリングでは、授業コーディネーター、参加者、講師がプロジェクターを用い、授業内容・学んだこと・感想など思い思いに発表した。個性的な授業内容に、会場では時折笑いや歓声が起きた。

 名古屋の伝統工芸、歴史、文化に触れた授業参加者からは「人と人とのつながりを体験できた」「こんなすてきな場所があったとは」「魅力ある伝統工芸を楽しめた」など、今まで気付かなかった名古屋の魅力を体験・再発見したことを楽しんでいる様子がうかがえた。

 最後に開校宣言をする和泉流狂言方の野村小三郎さんが「この素晴らしい船出を狂言流にみんなで笑って祝いましょう」と提案し、小三郎さんの「大ナゴヤ大学開校~」宣言の後、来場者一同が末広がりの意味を持つ「八の字」を八回言う笑い「うわぁ~ハッハッハッハッハッハッハッハッ」と声高らかに笑い式典を締めた。 

 今後は、毎月第2土曜日に名古屋を中心とした各地でさまざまな「授業」を展開していく。学長の加藤さんは「継続していくことが大切。市民、行政、企業をつなぐ存在としてこれからも頑張っていきたい」とし、「第2土曜日は『大ナゴヤ大学の日』として街をキャンパスに学びという切り口で今まで気付いていなかったことや関係性を知ることで、人と人がつながり、そこから新たなことが生まれ広がっていけば」と意気込みをみせる。

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