大須商店街で「金の玉ころがし」障害物レース-「あるもの」の争奪競う

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 巨大な金色の玉を使い、あるものを争奪する目的で企画された「金の玉ころがし・障害物レース」が10月9日夕方、大須商店街で行われ商店街は大きく盛り上がった。

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 同商店街は来年3月、同商店街南東端にある招き猫が目印の「ふれあい広場」に、アーケードを設置する予定。アーケードを支える柱は全部で5本あり、そのうち1本が招き猫の前に立てられる「金柱」。その「金柱」を招き猫から見て、北側に延びる「新天地通り」か、西側に延びる「東仁王門通り」かのどちらにするかを決めるため、争奪戦「金の玉ころがし・障害物レース」で決着をつけることになった。

 「金の玉」の大きさは、翌10日・11日に開催される「大須大道町人祭」が32回目を迎えることにちなんで直径3.2メートル。1個20万円かかったという。

 レース開始前。そろいのTシャツとげた姿の16人ずつで構成された「チーム新天地」と「チーム東仁王」が「ふれあい広場」に集結。レース内容は、チーム新天地は新天地通りに、チーム東仁王は東仁王門通りに向け、商店街内を通り大須観音で「金の玉」とともに参拝。商店街を抜け「ふれあい広場」に戻り、巨大なげた「タマげた」に「金の玉」を早く乗せたチームが勝利するもの。レース中、人やモノにぶつかると3秒間ストップするルールも設け、ふんどし姿の審判が見守る中、厳正なレースが行われる。

 ドラと拍子木が鳴りいよいよスタート。スタートコールを務めたつボイノリオさんの声とピストルの音で、両チーム一斉にスタートを切った。「タマげた、タマげた!」と声を上げながら、「金の玉」を勢いよく転がし走る。途中、平均台や通常設置されている看板などの障害物をかわしどんどん走るメンバー。信号待ちでは「金の玉」に手をかけ息を切らせる姿も見せるが、レースは続く。大須観音では両チームがすれ違う場面もあり、大きな盛り上がりを見せた。

 ゴール地点。「タマげた」に「金の玉」を乗せたのは「チーム東仁王」。遅れること数秒、「チーム新天地」がゴール。約10分弱のレースを終え、両チームとも全力で走りきり、大きな笑顔を見せていた。最後には、「こりゃ~」のかけ声に続き、「タマげた!タマげた!タマげた!」と広場に集まった人々も唱和。その後、大須大道町人祭の前夜祭内で「金柱」の贈呈式が行われた。

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