名古屋のクリエーティブチーム「アーティカル」、ビームスTで展覧会

ARTICALの2人。左=伊藤宝史さん、右=小島邦康さん

ARTICALの2人。左=伊藤宝史さん、右=小島邦康さん

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 名古屋を中心に全国で活躍するクリエーティブチーム「ARTICAL(アーティカル)」は現在、「ビームス名古屋」(名古屋市中区栄3、TEL 052-265-2610)で展覧会「THIEVES LIKE US(シーブス ライク アス)」を開催している。

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 アーティカルは1年半ほど前からBEAMS-TでオリジナルTシャツの販売を開始しており、今年の秋冬で4型目の販売となる。各型とも好調な売れ行きを記録していることから、今回の展覧会の開催に至った。会場には、これまで制作してきた作品14点と、アーティカルが作成したカルチャーマガジン1冊を展示している。

 小島邦康さん、伊藤宝史さん、杉浦克之さんの3人で展開しているアーティカルのデザインは、名古屋のクラブシーンを中心に幅広く支持されている。「デザインをする際には、60年代のポップアイコンなどを自分たちなりに再解釈して、新たに意味合いを付けて発信していることが多い」と伊藤さん。今回の展示作品も「どこかで見たことがあるような」アイコンをモチーフにしているという。

 デザイン全般を担当する伊藤さんは「サブカルチャーが好きな人にはデザインの『バックグラウンド』がわかり、『刺さる』と思うが、そうでない人にも単純に『かわいい』と思って手に取ってもらえるデザインに仕上げている」と紹介する。

 「自分たちはデザイナーでもアーティストでもないと思っている。日々の活動を通して居場所を見つけている感じ」と小島さん。「今後はカルチャーの一旦として『部屋に置いておきたい』と思ってもらえるようなプロダクトも作ってみたい」と意欲をみせる。「例えば紅茶など、アーティカルっぽくないものもやってみたい」と笑うのは伊藤さん。「名古屋にはアートやデザインに興味を持っている人は多く、面白くなりつつある。今後名古屋のシーンはもっと良くなっていくのでは」と期待を込める。

 営業時間は11時~20時。10月11日まで。

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