ラーメン激戦区・大須に新店-煮干しラーメン「麺や 六三六」

写真=「麺や 六三六」オーナーの柴田和彦さん。店舗オープンのため大阪から名古屋に「出張中」

写真=「麺や 六三六」オーナーの柴田和彦さん。店舗オープンのため大阪から名古屋に「出張中」

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 ラーメン激戦区・大須に昨年12月6日、新たなラーメン店「麺や 六三六」(名古屋市中区大須3、TEL 052-251-7636)がオープンした。

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 大津通沿いにオープンした同店の店舗面積は約20坪。カウンター席を中心に22席を設ける。オープンから1カ月が経過したが、店頭に行列ができるほどの人気ぶりだ。10月22日に1号店を名駅にオープンした同店。そこで来店客の手応えをつかみ、大須エリアでの出店を迎えた。

 同店のスープを開発したのは、もともと大阪でイタリアンやフレンチのシェフとして活躍していたオーナーの柴田和彦さん。スープの特徴について、柴田さんは「野菜をふんだんに使い、ポタージュスープのような仕上りにした。後味をさっぱりさせるために煮干しを入れているのも特徴」と紹介する。スープは、とんこつスープと鶏がらスープをベースに、ジャガイモやニンジン、タマネギ、白ネギ、ニンニク、ショウガ、鷹の爪などの野菜を大量に入れてだしを取っている。

 「ラーメン開発には3年の歳月を費やした」と柴田さん。「もともとラーメンが大好きで、シェフ時代に『まかない』としてラーメンを作っていたところ、その味を気に入ってくれた周りの人々から『店を出してほしい』という声が多く上がるようになり、出店を真剣に考えた」と振り返る。「いくらラーメンが好きでも全く未知の領域。スープや麺についてなど研究を重ね、ベストなバランスを組み立てていった」とも。

 ラーメン店の出店が相次ぐ大須エリア。「激戦区」での出店について、柴田さんは「57歳にして勝負をかけるのはどうかと思われるかもしれないが、自分がどれだけ通用するのかをこの地区で試してみたいと思った」と笑顔をみせる。「お客さんから『ごちそうさま』『おいしかった』と言われた時はとてもうれしいし、『やったー』と思う」と話す柴田さんの顔は控えめながらも明るい。

 主なメニューは、特製六三六らーめん(880円)、特製つけ麺(850円)、「らーめんにとっても合う」(柴田さん)生唐辛子(100円)、白ごはん(150円)、チャーシュー丼(350円)。現在は300食の提供がやっとだという同店。3月には柴田さんの故郷の大阪での出店も予定しているという。

 営業時間は10時~22時。

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