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四日市公害のドキュメンタリー映画「青空どろぼう」公開-東海テレビ放送制作

四日市公害を記録し続ける澤井余志郎さんの活動を追ったドキュメンタリー
映画「青空どろぼう」

四日市公害を記録し続ける澤井余志郎さんの活動を追ったドキュメンタリー 映画「青空どろぼう」

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 四日市公害を題材にした東海テレビ放送(名古屋市東区東桜1)制作のドキュメンタリー映画「青空どろぼう」が7月16日から、今池の映画館「シネマテーク」(名古屋市千種区)で公開される。監督は阿武野勝彦さんと鈴木祐司さんの共同監督。

 高度経済成長期に石油コンビナートの排煙でぜんそく患者や死者を出した日本四大公害の一つ「四日市ぜんそく」。作品は、公害防止法のきっかけになった裁判の判決から38年がたった今も、公害の記録を撮り続ける82歳の「公害記録人」澤井余志郎さんの活動を追ったドキュメンタリー。公害発生当初から患者たちを写真と文字で記録し続け、40年以上原告たちを支え続けた澤井さんと原告の一人である元漁師の野田之一さんを通し、いまだ影を落とす公害問題を問いかける。

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 同作は、昨年秋に放送したドキュメンタリー番組「記録人 澤井余志郎~四日市公害の半世紀~」を劇場用に再構成したもの。「これまで文集、広報誌を200冊以上発行、約1万5000枚の写真を撮影し公害と向き合って来た澤井さんの活動を記録し歴史に残したい」と思いがきっかけとなり番組を制作。映画化は「全国の人に広く見てもらおう」と決めた。

 映画は一昨年の秋から1年間かけて澤井さんを追った映像と、同局が40年前から撮影してきた四日市公害関連のニュース、番組など古い資料映像も見直し編集。「映画界でも、ネットテレビ局でもこのような継続した作品を作ることは難しいのでは。地域に根差したローカルテレビ局だからこそ生まれた作品」(共同監督の鈴木さん)と紹介する。

 映画公開について、「同じ過ちを繰り返さないためにも、四大公害の一つ、四日市公害についてこの地方の人に知ってもらえるチャンスと捉えている」と鈴木さん。「東日本大震災の福島第一原発事故の被害は見えない海の被害、健康被害、国や行政の対策など、四日市公害と重なる部分が多くある」とも。「たくさんの人に見ていただき、環境、これからの社会、地球と共生、人は何のために生きるのか、それぞれに考えるきっかけにほってほしい」と呼び掛ける。

 当日一般=1,700円、大学生=1,500円、シニア=1,000円ほか。上映時間などはホームページで確認できる。16日12時30分の回の上映後に澤井さん、野田さん、共同監督の阿武野さん、鈴木さんを迎えトークショーも予定。

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