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名古屋テレビ塔、アナログ放送としての役目終えアンテナ撤去作業開始

展望スペースに降ろされたNHK総合アンテナ

展望スペースに降ろされたNHK総合アンテナ

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 今年7月24日に地上派アナログ放送の電波塔としての役目を終えた名古屋テレビ塔(名古屋市中区錦3)の1回目のアンテナ撤去工事が12月7日、行われた。

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 今回撤去作業が行われたのは、テレビ塔建設当時に設置された同塔のトップに装着されていたNHK総合アンテナ。来年4月に向けてCBCアンテナ、メーテレ、NHK教育アンテナ、東海テレビアンテナ、中継用アンテナを順に取り外し、塗装し直し、1960(昭和35)年の建設当時のテレビ塔の姿へと戻っていく予定。

 撤去作業の指揮を執っていたNHKアイテックの中山さんは「自分はもともとNHKの技術者だった。45年間お世話になってきたアンテナが取り外されるのは感慨深い」とし、「自分が入社した昭和41年ごろは全国的にやっとテレビが普及し始めたころ。アナログ放送の一時代を見てきた感じがする。とても変化が大きい時代だったことは確か」と振り返る。今後のテレビ塔については、「やはり技術者として働いてきた自分からすると、これからも何らかの形で電波塔としてあり続けてほしい」と期待を寄せる。

 今後、1月9日にテレビ塔の消灯イベントを行った後、翌10日から4月25日まで全館休業し、塗装作業や館内のリニューアル工事などを行う予定。今回撤去されたアンテナは、記念品としてリフォームされる予定だという。

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