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愛知出身のコメディアン清水宏さん、県芸術劇場で公演-全員が盛り上がるコメディーを

愛知県芸術劇場で公演する清水宏さん

愛知県芸術劇場で公演する清水宏さん

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 スタンダップコメディアンの清水宏さんが2月28日、愛知県芸術劇場(名古屋市東区東桜1)小ホールでトークコメディー「清水宏のたたかうコメディー !!2015」を上演する。公演に先立ち、清水さんが舞台の見どころを語った。

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 清水さんは春日井市出身。1980年代に劇団の俳優からスタートし、現在はスタンダップコメディーを軸に、ライブ、舞台などで活動している。2011年からは海外のコメディーフェスティバルに参加するなど、活動の幅を広げている。

 今回の公演は清水さんが2012年に英国で「エジンバラ・フェスティバル・フリンジ」の舞台に立った時の顛末(てんまつ)をもとに作り上げた「ドキュメントコメディー」。同フェスティバルは世界中のコメディーが一堂に会する芸術祭で、「Mr.ビーン」のローワン・アトキンソンさんら多くのコメディアンや俳優が才能を開花させる舞台となってきた。

 清水さんは「1か月の間、劇場、バー、教会、学校の講堂など、街の至る所で1500作以上のコメディー、演劇、ダンスが上演されるイベント。参加の動機は、世界で一番大きなコメディーのフェスティバルで、無名の日本人が1人でどれくらい通じるのか挑戦してみたかったから。スポンサーを探していろいろな企業を回り、2011年に初めて参加した。翌年は自分で英語を話して出演場所の交渉も行い、大きく前に進めたと手応えを感じるチャレンジだった。今回の舞台では、その2年目の現地での日々をドキュメント仕立てで披露する」と話す。

 「言葉も観客の態度もまったく違う外国の舞台に立った体験はもちろん、日々、いろいろな苦労と感動があったので、それをすべて伝えたい。交渉もそうだし、宣伝活動も大変だった。毎日、たくさんの舞台が各地で行われているので、何とか自分のステージを見てもらおうと、いろいろな所に出かけていってチラシを配ったりした。オレンジ色のジャージを着た男があまりにしつこく宣伝、アピールをするので、現地では『恐怖のオレンジ』と呼ばれた」と笑う。

 これからも世界各地の舞台に立ちたいと語る清水さん。「海外での挑戦はライフワーク。今年は北米ツアーを計画している。国や文化に関係なく飛び込む人を受け入れてくれたエジンバラの街を経験して、自分は成長できた。足りないものや悔しさや、いろいろな発見があった。そして、日本で演じるのが、さらに面白くなってきた。言葉だけではなく、持てるエネルギーの全てを使って会場の空気を動かし、観客に伝えたい。名古屋の舞台は僕のコメディーの船に乗ってくれた観客を一人も置いて行かずに、全員が盛り上がるステージにしたい。ぜひ、足を運んでいただけたら」と話し、多くの来場を呼び掛けた。

 開演は18時。料金は前売り=3,500円、当日=4,000円。未就学児童は入場不可。

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