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伏見ミリオン座で映画「はなちゃんのみそ汁」 広末涼子さん来名

来名した広末涼子さん

来名した広末涼子さん

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 栄の映画館「伏見ミリオン座」(名古屋市中区栄1)ほかで来年1月9日から、映画「はなちゃんのみそ汁」が公開される。公開に先立ち、主演の広末涼子さんが来名して会見を開いた。

 がんと闘いながら結婚、出産、子育てをした女性と家族の絆を描いた同映画。原作は2008年にがんにより33歳の若さでこの世を去った安武千恵さんと夫・信吾さん、娘・はなさんの共作で出版された同名エッセー。主人公千恵を広末さん、信吾を滝藤賢一さん、はなを本作が映画デビューとなる子役・赤松えみなさんが演じた。映画「ペコロスの母に会いに行く」で脚本を担当した阿久根知昭さんが初監督。

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 新聞社に勤める信吾は大学声楽科の取材を申し込みに来た千恵に一目ぼれする。2人は恋人となり幸せな日々を送るが、千恵に乳がんが見つかる。千恵は不安におびえるが、信吾は両方の両親を説得して結婚を決める。2人は抗がん剤治療の影響で子どもをあきらめていたが、ある時千恵が妊娠していることが分かる。

 「千恵さんの印象は一生懸命で真っすぐな人」と広末さん。「食育への取り組みや女性としての生き方の選択だけではなく、共感する部分がとても多い。演じている時も自分と置き換えて考えることが一度も無かったぐらい、自然に芝居ができた。私もドキュメンタリーを拝見して胸がいっぱいになった視聴者の一人。この映画の話をいただいた時はうれしくて、とても光栄だった」と話す。

 信吾さん、はなさんには製作発表の日に初めて会ったという。「2人にとって一番大事な存在である千恵さんを演じることに責任を感じていた。2人とも私が演じることを喜んでいたと分かり、ほっとした。お話を聞くと千恵さんが2人の中で生きていると感じた。はなさんに千恵さんの思い出を聞くと『ママは怖かった』と笑顔で答えてくれた。美化するわけではなく、日常の中でちゃんと生きている。母親は優しいばかりではないもの。私も特別な存在ではなく、子どもにこびない、フラットな母を演じたいと思った。信吾さんは撮影現場に来た時には号泣していた。撮影後、『千恵に見えました』という最高の褒め言葉をいただけて、うれしかった」と振り返る。

 「明るい映画にすること」を一番意識したと広末さん。「映画は夢があるものであってほしいので、悲しいだけ、つらいだけの闘病記にはしたくなかった。死、病気と向き合うのに、明るく楽しくしたいというのは矛盾した願いだが、あんまりつらい内容だと足を運ぶ方も気が重くなると思った。監督と何度も相談し、千恵さんが大切のしていた笑いや笑顔をクローズアップした台本を目指した。原作はノンフィクションだが映画はフィクション。広い世代の方々に楽しんでもらえる映画でしかできない作品になった。ぜひご家族で見ていただけたら」と映画の成功を祈った。

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