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大須演芸場ほかでLGBTテーマの映画祭 ライブやトークショーも

「大須にじいろ映画祭2016」で上映される「青、そして少しだけピンク」(ミゲル・フェラーリ監督)

「大須にじいろ映画祭2016」で上映される「青、そして少しだけピンク」(ミゲル・フェラーリ監督)

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 「大須演芸場」(名古屋市中区大須2)と「シアターカフェ」(中区大須2)で8月27日・28日、LGBT(セクシャルマイノリティ)をテーマとした映画の特集上映「大須にじいろ映画祭2016」が開催される。

 LGBTとはレズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダーの頭文字を取った総称で、性的少数者を表す言葉。イベント名の「にじいろ」は、性のあり方の多様性を象徴するものとして世界中で使われる「レインボーフラッグ」から付けられた。

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 多様な性のあり方を多様な映像表現で人々に伝えることをテーマにした同映画祭。2回目となる今回は、4作品を上映するほかオープニングライブやトークショーなども開催する。

 27日の大須演芸場では3作品を上映。オープニング上映となる「ジェンダー・マリアージュ 全米を揺るがした同性愛」(ベン・コトナー、ライアン・ホワイト監督)は、アメリカ・カリフォルニア州で行われた同性婚を巡る歴史的裁判の舞台裏を描いたドキュメンタリー。2組の同性カップルの5年以上にわたる活動を追い、アメリカ全州で同性婚が認められるまでの歴史を描き出す。作品上映前にセクシャルマイノリティのアイドルグループ「NSM=」がオープニングライブを行い、観客と一緒に映画を鑑賞する。

 「超人X.」(グエン・クアン・ユン監督)は、偶然スーパーパワーを手に入れたゲイの青年の活躍を描くベトナム発のアクションコメディー。「青、そして少しだけピンク」(ミゲル・フェラーリ監督)は、同性のパートナーと暮らすカメラマンを別れた妻との息子が訪ねてくるドラマ。ゲイの父親と同性愛に偏見を持つ息子が互いに違いを乗り越えていく姿を描く。

 同会場では名古屋出身のトランスジェンダータレント「さつきぽん」さんのトークイベント、応募作品によるショートフィルムコンペティションも開催する。

 28日のシアターカフェでは1作品を上映。「ami?amie? つきあってねーよ!」(岩崎友彦監督)は、幼なじみの男女の友情を描くドラマ。恋人ではないが奇妙な友情で結ばれた男女が、ある女性の登場で揺れる姿を描く。併せて前日決定のショートフィルムコンペティションのグランプリ作品を再上映する。

 同会場では、夕方から交流パーティーも開催する。

 同映画祭実行委員のシアターカフェ・江尻真奈美さんは「愛知県未公開の作品とLGBTの当事者の方々からリクエストの多かった作品を上映する。大須演芸場という会場をいかしたオープニングライブ、さつきぽんさんを迎えてのトーク、ショートフィルムコンペティションなど、さまざまな企画で一味違う映画祭にしたい。映画を通じて全ての人が自分らしく生きられる社会になるよう、少しでも『気づく』ことの一助となればと始めた映画祭。LGBTをめぐる情勢は日々変化している。継続こそ力なりと、今後も続けていきたい」と話す。

 大須演芸場は1作品1,000円、通し券(3作品)は2,500円(当日は300円増)。定員130人。さつきぽんさんトーク、ショートフィルムコンペティションは入場無料(整理券を配布)。シアターカフェは1作品1,000円(1ドリンク付き)、定員15人。交流パーティーは1,000円(ともに1ドリンク付き)。

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