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アートラボあいち長者町でアーティストトーク 地域資源生かした作品を滞在制作

アートラボあいち長者町でアーティストトーク 地域資源生かした作品を滞在制作

「アートラボあいち長者町」で滞在制作をする黒田大祐さん

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 錦の「アートラボあいち長者町」(名古屋市中区錦2)で2月18日、アート企画「まちとsynergism」のオープンスタジオと参加アーティスト黒田大祐さんのトークイベントが行われた。

 「まちとsynergism」は3月末での閉館が決まった同館で行われる最後のアート企画。「滞在制作を通して長者町地区の地域資源を生かすこと」をテーマに制作プランを公募し、審査によって黒田さんと川田知志さんが選ばれた。川田さんは1月20日から制作を開始。黒田さんも今月10日から名古屋に滞在している。2人は3月11日~31日の期間中に成果展を行う予定。

 黒田さんは京都府出身。広島県を拠点に、その町の歴史や事象をテーマに作品を制作するアーティスト。東日本大震災以後は、扇風機などを使用したインスタレーションで「人間的なもの」と「自然なもの」の関係性や調和について考える作品を展開している。「瀬戸内国際芸術祭2016」「東アジア文化都市2016古都祝奈良」などに作品を出展。「広島芸術センター」「対馬アートファンタジア」などの企画運営も手掛けている。

 今回の企画に黒田さんが提出した制作プランは「長者町に吹く風、『いつかのひこうき』」。桜通が飛行機の臨時滑走路として使用できるように設計されたという資料をヒントに、現在の名古屋市内をリサーチしながら作品を制作する。

 トークイベントでは、黒田さんがこれまで取り組んできたテーマや代表的な作品、自身が運営した各地でのアートプロジェクトをスライドや動画で紹介。「風や息を表現する作品をいくつか発表している。最近よく使用している扇風機も、視覚化された風そのものとして作品を構成した。以前に香川県高松市で滞在制作した際、町に吹く風や飛行機をモチーフに作品を制作したが、今回の名古屋でも桜通の滑走路に関するエピソードに興味を持った」と話す。

 黒田さんは「長者町周辺、名古屋城などを歩いて、名古屋は大きくて元気な人がいる町という印象を持った。他の地域だと人が減って、ものだけが残っているところもある。いろいろなことが同時進行で起こっているので、簡単に絞って見ることはできない町だが、よく見ていくと面白い。今回はアートラボのスペースにうまく作品を落とし込むことにチャレンジしたい。名古屋を象徴するようなものを見いして作品を制作していきたい」と構想を語る。

 3月の成果展までの間、アーティスト滞在中は制作現場の見学が可能。3月末の閉館後は「アートラボあいち大津橋」に活動を集約していくことが発表されている。

 開館日は水~土曜。開館時間は11時~19時。入場無料。

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