名古屋グランパスがクラブのリーグ最多入場者数更新を目指し、ゴールデンウイーク(GW)の5月3日、豊田スタジアムで行われる京都サンガF.C.戦での応援を呼び掛けている。
J2リーグ第10節終了現在、勝ち点20の2位となっているグランパス。3日に試合を行う京都には田中マルクス闘莉王選手、小屋松知哉選手ら昨年まで同クラブに所属していた選手もいることなどから、多くのサポーターに注目されている。
試合当日は昨年多くの観客が参加したGW企画「グランパスワンダーランド~ファミリーでひとつになる幸せ~」を実施。先着1万人の小中学生をスタジアムへ無料招待する。キックオフ前には場外広場で「はたらく車大集合」やランニングバイク体験会、段ボール迷路などさまざまなイベントを開催する。
同クラブは2014年5月3日のセレッソ大阪戦で記録した最多入場者数3万8966人の更新を目指し、試合に向けて「満員の豊スタで選手を後押ししよう!プロジェクト」を展開している。
プロジェクトには多くのパートナー企業や行政、地域が協力。名古屋鉄道は京都戦に合わせて、グランパス選手のオリジナルカードが付く応援切符を販売。各駅に応援ポスターを掲出するほか、オリジナルデザインの系統板を付けた電車を運行している。
テレビ愛知は放送中のアニメ「フューチャーカード バディファイト バッツ」でクラブとコラボレーション。グランパスのオリジナルCMを放送し、試合当日に「バディファイト告知カード」1万枚を配布する。
愛知トヨタは75店舗で楢崎正剛選手、佐藤寿人選手、杉森考起選手のデジタルサイネージによる動画メッセージを展開。選手らとアイドルグループ「SKE48」が共演するテレビCMを放送している。
豊田市役所職員と豊田市駅前の店の有志がグランパスTシャツを着用するほか、豊田市内の「まちなかサポート店」がポスターを掲出し、告知映像を放送。名古屋市、豊田市、みよし市、刈谷市、岡崎市、日進市、大治町の7市町の小中学校で約30万人に告知チラシを配布している。
同クラブホームタウン担当の佐藤剛史さんは「J2に降格してから、ホームタウンや行政の皆さまが積極的に応援してくださるようになったと感じている。昨年は名古屋市内の小学校で無料招待のチラシを配布させてもらえなかったが、今年はやらせていただけた。豊田市役所の職員、まちなかサポーター店の従業員の皆さまが応援赤Tシャツを着用し、盛り上げてくださっている。今まで以上にいろいろなところで応援の声を頂き、グランパスに対する地域の熱量のようなものが大きくなった」と話す。
同クラブ広報担当の三宅彩香さんは「4月末で発券が3万5000枚を超えている。新記録まであと少し。地元と共に盛り上がり、J2優勝、J1昇格を勝ち取ることができれば」と呼び掛ける。
「グランパスワンダーランド~ファミリーでひとつになる幸せ~」は11時開始予定。試合は15時キックオフ。