大須の「シアターカフェ」(名古屋市中区大須2)で4月13日から、愛知出身の映画監督・下向拓生さんの長編映画「センターライン」名古屋凱旋(がいせん)上映会が開催される。
下向監督は大学時代から映画制作に関わり、一般企業就職後に制作した短編映画第2作「N.O.A.」で「第4回クォータースターコンテスト」グランプリ、「FOXムービー短編映画祭2016」優秀賞などを受賞。愛知県を舞台にした初の長編映画「センターライン」は一宮市、大須などでロケを行った作品で、「第59回科学技術映像祭」特別奨励賞を受賞するなど、さまざまなコンペティションで評価を得ている。
上映作品は2本。「センターライン」は、自動運転AI(人口知能)の発展により交通事故が激減した平成39年を舞台に、閑職の愛知地検交通部への配属に不満を持つ新人検察官が、誤作動で事故を起こしたAIを起訴しようと画策するSF法廷サスペンス。「N.O.A.」は、新型の秘書機能アプリ「ノア」にアパートまでの道案内を指示した男が、見当違いなことばかりを話し、一向に命令を聞かない超天然系女子のようなアプリに翻弄(ほんろう)されるSFサスペンスコメディー。
料金は1,300円。4月15日まで。