栄の池田公園(名古屋市中区栄4)北西の東栄通で3月23日、「女子大小路ミニ歩行者天国」イベントが開催された。
栄東まちづくり協議会、栄東まちづくりの会、栄東発展会、栄東女子大小路ビル協会が主催し、初めて開催した同イベント。女子大小路の通りのワンブロックを夕方から翌朝まで通行止めにして歩行者に開放。路上にバー・カウンターと屋台を設置し、沿道の店が割引やサービスで提供する食品、酒類をテイクアウトで楽しめるようにした。
会場内のステージでは、愛知県出身のお笑いコンビ「トラッシュスター」、東海地方を中心に活躍するダンスユニット「Sparky Shadow」、ヨーヨー世界大会準優勝のWABEさんらがパフォーマンスを披露。来場者はフードやドリンクを手に、様々なステージを楽しんだ。
栄東まちづくり協議会の林哲哉事務局長は「もともとは違法駐車や放置自転車をされない道路、歩いて楽しい道路とは何かを議論するところから始まった企画。道路の使い方についてのトライアルを、皆さんに見える形で実践した。周辺の店にも特典サービスなどで積極的に協力していただけた」と話す。
賑わいのある街を目指して、昨年11月から池田公園一帯で屋外型Free Wi-Fiの提供を開始した同地区。今回のイベントでは、会場となる通りを臨時のWi-Fiスポットにして繋がるようにしたという。林さんは「訪れた人にSNSでイベントの盛り上がり、賑わいを発信してもらうことが狙い。名駅はビルが高い縦の街で、栄は多様性が平面的に広がる街だと思う。店や建物だけでなく、道路や公園の使い方もいろいろ考えてチャレンジしていくべき。様々な試行錯誤をして、皆の意見を集め、良いものがあれば回数を重ね、範囲を拡大していく。そうやって街に賑わいを作っていきたい」と語った。