栄の映画館「伏見ミリオン座」(名古屋市中区栄1)で12月26日、「映画製作のプロが語る“映画座談会”」が開催される。
2019年4月に現在の場所から中区錦2丁目に移転・新館をオープンする同映画館は、開館当初に行っていたオールナイト上映の復活開催、最後の35ミリフィルム映画上映、館内ショップ出品作家の雑貨ワークショップなど、さまざまな記念イベントを行っている。
今回は、映画監督やプロデューサーなど映画製作のプロ3人によるティーチインイベント。武正晴監督、内田英治監督、森谷雄プロデューサーを招き、公開を控える新作や製作裏話、架空のキャスティングによる妄想映画トークなど、映画業界の魅力を自由に語り合う。司会は映画パーソナリティーの松岡ひとみさん。
武監督は知多市出身。2014年に「百円の恋」で多くの映画賞を受賞し、今年は伏見ミリオン座で中村文則さんの小説を映画化した「銃」を公開した。内田監督はブラジル出身。記者、脚本家を経て映画監督になり、「獣道」「ダブルミンツ」など注目作を発表。来年開催の「とよはし映画祭2019」ではオール豊橋ロケの短編映画「家族マニュアル」のプレミア上映が決定している。森谷プロデューサーは豊橋市出身。テレビドラマ「33分探偵」「みんな!エスパーだよ!」や、映画「しあわせのパン」「曇天に笑う」など数々の映像作品を企画・製作・プロデュースしている。
同映画館の稲垣明子さんは「来年、伏見ミリオン座で公開される新作の見どころや、映画製作の裏側などを、3人がリラックスして話す座談会。なかなか聞けない映画業界のぶっちゃけ話を楽しめるかも。座談会終了後にサイン会を行う予定。年末の夜をディープな映画イベントで楽しんでいただけたら」と呼び掛ける。
19時開始。料金は2,000円(同館で利用できる映画無料鑑賞券付き)。問い合わせは伏見ミリオン座(TEL 052-212-2437)まで。