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栄に「日本人のためのカレーライス」 元イタリアン料理人が間借りで出店

「ムルギートマトカレー」ベース。ライスは「枝豆のターメリックライス」で、「豆マサラ」をトッピング

「ムルギートマトカレー」ベース。ライスは「枝豆のターメリックライス」で、「豆マサラ」をトッピング

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 「日本人の、日本人による、日本人のためのカレーライス」を提供する「Spice Buono!(スパイスボーノ)」(名古屋市中区栄3)が5月13日、栄にオープンした。

「ムルギートマトカレー」に添えられた骨付きチキン

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 夜、ワインバーとして営業する店舗の日中を間借りして、日曜~火曜の週3日のみ出店。イタリアンの料理人だった同店店主が「新しいことをやってみたい」という思いから、カレーを「猛勉強」し出店にこぎ着けた。

 「カレーは面白い、個性が出せる。自分の個性を120%出せている(笑)。食材とスパイスの相性もあり奥が深い。鶏ガラスープでうま味を、和の食材で日本人に合うような香りを足したらおいしいのではと考え作ったカレー。日本人に合うカレーとして、カレーライスにこだわった」と話す。小麦粉不使用。

 席数は6席。「チャレンジの場」という理由で、独立した店を構えず知人のバーで間借り営業を始めた。近隣のビジネスマンのほか、若い人の来店が目立つ。

 ベースのカレーは2種類。1種類ずつローテーションで月替わりで提供する。6月のメニューは、丸ごと煮込んだという骨付きチキンを添えたパイタンスープベースのカレー「ムルギートマトカレー」(850円)。ムルギーはヒンドゥー語でチキンを意味する。もう1品は、かつおだしやみそ、さんしょうなど和の食材を使った「和キーマカレー」(880円)。

 ライス(200グラム)は「白飯」か「本日のライス」から選べる。「本日のライス」は「ヒジキのターメリックライス」や「枝豆のターメリックライス」など(日により異なる)。大盛りは150円増し。「味の変化があると面白いかな」と出しているというトッピングは、ヒヨコ豆をオリジナルスパイスで煮込んだ「豆マサラ」(120円)、甘辛い「ブラックキーマ」(200円)、「スパイスミートボール」(180円)など。1日20食程度限定。

 カレーライスには、付け合せの「アチャール」ならぬ「和チャール」を添える。「おばんざいのようなメニューなので『和チャール』と呼んでいる」と笑顔を見せる。ピクルス、ポテトサラダ、新ゴボウのキンピラ、鶏ハムなどで、5~6種類を盛り付ける。

 「一人で切り盛りしているので提供に時間が掛かることがある。理解してお越しいただければありがたい」と呼び掛ける。

 営業時間は11時30分~13時30分。水曜~土曜定休。

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