名古屋グランパスのクラブスペシャルフェロー(CSF)楢崎正剛さんが7月11日、愛知県議会議事堂(名古屋市中区三の丸3)前で「夏の交通安全運動県民運動」出発式に特別ゲストとして参加した。
「夏の交通安全運動県民運動」は、行楽やレジャーで運転の機会が増え、屋外で遊ぶ子どもや夕涼みなどで外出する高齢者が多くなる夏の時期に、交通安全意識を高め、安全運転や安全行動の実践を通じて交通事故を防止しようというもの。「子どもと高齢者の安全な通行の確保と高齢運転者の交通事故防止」「自転車の安全利用の推進」「全ての座席のシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底」「飲酒運転の根絶」などを運動重点に、愛知県、愛知県交通安全推進協議会が7月20日まで実施する。
楢崎CSFは愛知県の交通安全タスキを掛けて、大村秀章愛知県知事、加藤達也愛知県警察本部長らと共に出発式に出席した。
大村県知事は「県内の交通事故死者数は昨日までで65人。前年より34人減少しているが、全国ワースト3位と大変厳しい状況。街頭での啓発活動はじめ、あらゆる機会を捉えて県民の皆さんに交通安全を呼び掛け、一件でも交通事故を減らしたい」と呼び掛ける。
加藤本部長は「これまでの交通事故の統計を見ると、梅雨が明けた後に急増する傾向がある。夏には休暇等で外出機会が増えることから、二輪車の事故、飲酒運転の事故が多発する傾向も。飲酒運転根絶キャンペーンや交通事故が多発する交差点の交通看視など街頭活動を一層推進することで、県民の皆さんの交通安全意識の向上と安全行動の定着を図りたい」と話す。
名古屋市立第一幼稚園の園児らによる「交通安全の誓いと呼び掛け」が行われた後、楢崎CSFは大村県知事と共に登壇。「僕も運転するので、いつ加害者になってしまうか分からない。運転はサッカーと同じく、ルールをしっかり守ることが大切。歩行者もルールを守り、常に周りに気を付けてほしい」と呼び掛けた。
楢崎CSFと大村県知事は、ゴールキーパーグローブを付けて「交通事故から愛知県を守るイメージ」で園児らのシュートをキャッチ。「交通事故をストップ!」と全員で声を上げた。最後に楢崎CSFらは愛知県警の白バイ隊の出発を見送った。