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栄にイノベーション拠点施設 名古屋市と中経連が開設

「コラボレーションエリア East」(写真はオープニングイベント仕様時)。右手奥はソファスペースに上がれる階段型シート。

「コラボレーションエリア East」(写真はオープニングイベント仕様時)。右手奥はソファスペースに上がれる階段型シート。

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 起業や事業改革を進める人々を支援することを目的にしたイノベーション拠点施設「NAGOYA INNOVATOR'S GARAGE」(ナゴヤ イノベータズ ガレージ)が7月8日、「ナディアパーク」(名古屋市中区栄3)デザインセンタービル4階にオープンした。

ソファスペースから見渡す「コラボレーションエリア East」とレセプション

 名古屋市と中部経済連合会が連携し開設した。コンセプトは「傑出する・際立つ」という意味を持つ「STAND OUT」。保守的な思考ではなく挑戦的で革命的な思考で、新たな価値を創造する行動を促すメッセージを込めた。

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 昨年10月に開催した中部産業振興協議会で中部圏の産学官トップが出した「スタートアップは自然発生しない。意図的に仕掛けることが必要」という結論を基に、異業種・異分野の人間が交ざり、互いに刺激し合い、新しい価値を生み出す「場」となる施設の開設に向けてのプロジェクトを進めてきたという。

 各エリアを分ける扉がほとんどない開放的な空間が特徴。ミーティングルームなどに必要な箇所に設けた扉も透明にした。ディスカッションやミーティングなど使える「コラボレーションエリア」(最大座席数はEast、Westともに各75席)は家具を自由に移動でき、規模やシチュエーションに合わせてアレンジできる。オープンキッチンも併設。施設中央にある階段型シートを備えた「tiered Seating」は階段上部にソファスペースを備えたゾーンで、その奥には50人(tiered Seatingの座席含む)規模を収容できる「プレゼンテーションエリア」がある。フォーカスエリアは、覆われるようなフォルムの1人掛けのブース(6席)も用意する。

 オープン初日にオープニングイベントが行われ、中部経済連合会の豊田鐵郎会長、河村たかし名古屋市長、施設のインテリアデザインを担当したドラフトの山下泰樹さんが登壇。豊田会長は「産業の枠組みを超えた既存の価値観にこだわらない発想が必要。中部圏のものづくりの基盤を生かしつつ、この基盤を超えた全く新しい価値が生まれることを期待する。ここがハブ機能になり中部圏のイノベーションの推進力を高めていきたい」と話した。

 年間の利用料は個人会員=6万円(18歳以上)、法人会員=36万円。入会には審査がある。営業時間は9時30分~21時30分(土曜は10時~17時)。日曜定休。

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