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名古屋で自転車地位向上目指すアピールライド カーフリーデーに合わせ開催へ

アピールライドの参加者を募るチラシを手にする「デイジーメッセンジャー」の嶋崎出さん

アピールライドの参加者を募るチラシを手にする「デイジーメッセンジャー」の嶋崎出さん

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 9月22日のカーフリーデーに合わせ、名古屋の中心地で自転車地位向上を目指すアピールライドが行われる。

アースデーに合わせ開催したアピールライドの様子

 仕掛けるのは、自転車便や自転車修理を手掛ける「デイジーメッセンジャー」(名古屋市中区新栄2)の嶋崎出さん。普段は書類など緊急性の高い荷物のほか、予約制でイベントや記念日などに合わせて花やコーヒーなどを運び、名古屋の街を飛び回っている。「自転車がまちなかでは効率よく動ける手段で最もマンパワーを発揮できる。環境にも良い」と嶋崎さん。

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 今年のカーフリーデーが日曜日であることを踏まえ、イベントとして一緒に走る人を一般募集している。嶋崎さんによると、カーフリーデー当日は世界各地で車社会へ問題提起を行うイベントが開催され、ロンドンではロンドン市長の呼び掛けで、市内中心部への自動車の乗り入れを禁止し、道路で子ども向けのイベントなどを行う予定もあるという。

 同様のアピールライドイベントを2年前のアースデー(4月22日)に合わせ開催した際は約50人が集まった。

 「昨今の自動車に起因する凄惨(せいさん)な事故を見ても、気候変動に対するアクションを見ても、これからの街に必要なモビリティーは、個人所有の車ではなく、自転車や公共交通機関、カーシェアリング。中でも、自転車の有効性は、社会的地位が低いなどの理由もあり、社会的に認めてられづらい。市民が声を上げていかなければ」(嶋崎さん)。

 自転車は軽車両のため、本来は車道を走行するのが原則(「自転車通行可」の道路標識などがある場合、年齢制限など例外がある)。「交差点では自転車横断帯を通らなくてはならない、名古屋市でも増えた自転車専用道路だが場所によっては狭く返って危険な場合などもある。当日は、自転車の走りづらさや交通の矛盾を体感してもらえるのでは」と話す。

 当日は12時、久屋大通公園の「希望の広場」(広小路通と錦通の間の噴水広場)に集合。スタート地点から久屋大通を北上し、栄~名駅~ささしま周辺など、名古屋の中心地をグルッと回るルート(申請中)で、5~7キロを1時間ほどで走る予定。申し込み不要で、自転車の車種、年齢、性別、国籍不問。「ゆっくり走るのでママチャリでちょうどいい。未来の自転車環境のために一緒に走りましょう」と参加を呼び掛ける。