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愛知県芸術劇場でオペラ「カルメン」 設定一新、21世紀の決定版に

愛知県芸術劇場でオペラ「カルメン」を上演

愛知県芸術劇場でオペラ「カルメン」を上演

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 「グランドオペラ共同制作 ビゼー作曲『カルメン』」が11月2日・3日、愛知県芸術劇場(名古屋市東区東桜1)大ホールで上演される。

演出の田尾下哲さん

 同公演は愛知県芸術劇場、神奈川県民ホール、札幌文化芸術劇場hitaruなど3劇場4団体が主催する共同制作のオペラ。今月19日の神奈川を皮切りに、愛知、札幌をツアーする。

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 「カルメン」は、フランスの作曲家ビゼーが1875年に発表した傑作オペラで、初演から140年以上がたった現在も、世界中で上演され続けている。

 今回の公演は全4幕で、フランス語で上演(日本語及び英語字幕付き)。作品の舞台を19世紀のスペインではなく、21世紀のアメリカの華やかなショービジネスの世界にするなど設定を一新。スターを夢見る野心的な女優カルメンを主人公に、まったく新しい演出で「21世紀の決定版」の「カルメン」を目指すという。

 指揮は、ウィーン国立歌劇場やローマ歌劇場など、世界の檜(ひのき)舞台で活躍し、ロシア芸術界で最大の栄誉といわれるゴールデンマスク賞を受賞するなど、国際的な名声を得ているジャン・レイサム=ケーニックさん。演出は2003(平成15)年から2009(平成21)年まで新国立劇場のオペラ・チーフ演出スタッフを務め、「あいちトリエンナーレ2013」ではオペラ「蝶々夫人」を演出した田尾下哲さん。

 「蝶々夫人」以来、6年ぶりの愛知県芸術劇場での演出となる田尾下さんは「ビゼーの作曲した音楽をどう捉えるか、音楽の調性、楽器の選択にどんな意味があるのかなど、音楽から発想し考えることが、オペラの専門性でもあると思っている。今まで私たちが疑わずに見てきた『カルメン』の音楽、言葉を、今一度楽譜を紐解きながら演出していく。『カルメン』を熟知している方は新たな切り口の『カルメン』を、全く知らない方は圧倒的な音楽や物語を楽しめる。ご覧いただき、面白いかどうか判断してほしい」と意気込む。

 出演はダブルキャストで、2日はカルメンに加藤のぞみさん、ホセに福井敬さん、エスカミーリョに今井俊輔さん、ミカエラに高橋絵理さん。3日はアグンダ・クラエワさん(ロシア)、城宏憲さん、与那城敬さん、嘉目真木子さんが演じる。愛知公演の管弦楽は「名古屋フィルハーモニー交響楽団」。合唱で二期会合唱団、愛知県芸術劇場合唱団、名古屋少年少女合唱団が出演する。

 開演時間は14時。料金はS席=1万5,000円、A席=1万2,000円、B席=9,000円、C席=6,000円(U25は3,000円)、D席=4,000円(同2,000円)、プレミアムシート=2万円、車椅子席=9,600円。未就学児は入場不可。チケットは、愛知芸術文化センター内プレイガイド(TEL 052-972-0430)ほかで販売している。

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