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名古屋ダイヤモンドドルフィンズと名城大学が「プロスポーツビジネス研究会」ティップオフ

名古屋ダイヤモンドドルフィンズと名城大学との協定締結式(画像提供=名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)

名古屋ダイヤモンドドルフィンズと名城大学との協定締結式(画像提供=名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)

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 Bリーグの名古屋ダイヤモンドドルフィンズ(以下、ドルフィンズ)と名城大学が7月3日、連携・協力に関する協定を締結した。

Zoomで行われた第1回研究会の様子

 名城大学社会連携センターが立ち上げた「ウィズコロナ、アフターコロナ時代のプロスポーツビジネスの在り方」を探求する新たな正課外活動「プロスポーツビジネス研究会」にドルフィンズが協定に基づき参画する。「新たなサービス開発」「SDGs(持続可能な開発目標)」「まちづくり」「グッズ開発」の4つの分野において、学生とドルフィンズのスタッフが共にアイデアを創出し、社会実装を目指す。

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 今月17日には、本格的な活動がスタートした。「第1クオーター」となるこの日はウェブ会議システム「Zoom」を通じて19人の学生が参加し、「ウィズコロナ時代のプロスポーツビジネスの新たなサービス開発」に関するさまざまなアイデアを膨らませた。

 2019-20シーズンのBリーグは、新型コロナウイルス感染拡大の影響で無念にもシーズン途中で中止となった。プロスポーツクラブは、ホームゲームの開催を前提にした収益構造になっているため、リーグ戦60試合の約3分の1に当たる19試合(うちホームゲーム11試合)が中止になったことは、クラブ経営に大きな影響を与えたという。ドルフィンズでは、この危機的状況をチャンスに転換すべく、ウィズコロナ時代のニューノーマルとなり得る新たな施策に積極的に取り組んできた。

 研究会の前半では、ドルフィンズでマーケティングを担当する大岩勇斗さんが、すでに実施した巣ごもり消費を促すクラウドファンディングや、自宅待機中の子どもの学びをサポートするために新設したオンライン英会話クラスの成果を発表した。そのほか、今後実施予定のものや検討中のもの、断念したアイデアも併せて紹介。施策の狙いや実現できなかった理由などをアイデア創出の種として共有し、参加した学生からは「選手との距離が近い施策が多いのはファンにとってはうれしい」「一方で、選手の負担が心配」という声が聞かれた。

 後半は4~5人のグループに分かれ、ドルフィンズの施策や学生が持ち寄った先進事例からエッセンスを抽出。フレームワークを使って、ウィズコロナ時代の新たなスポーツビジネスのアイデアを出し合った。

 Bリーグ観戦経験を持つ2人と、Bリーグ未経験2人と多様なメンバーが集まったグループでは、ユーチューブを使った話題性のある動画配信を提案。練習動画など、バスケ競技者やファン向けのものだけでなく、チアリーダーによる美容に関する動画や、ステイホームで関心が高まるヘルスケアや食に関する動画を提供し、「顧客母数」を広げることを考えた。

 ドルフィンズのファンでも男子学生は「ファンなので、自分が一番アイデアを出せると思っていたが、例えばチアリーディングに注目するなど、男性ファンにはない視点や普段バスケやドルフィンズに関わっていない人ならではのアイデアから刺激を受けた」と目を輝かせ、これからの活動への意欲を高めていた。

 次回は8月7日に「プロスポーツビジネス×SDGs」をテーマに開催予定。

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