「世界コスプレサミット2020 ONLINE」のオープニングセレモニーが8月1日、開催された。
今年国代表として出場が決まっていた海外コスプレイヤーらとの中継
2003(平成15)年に始まった「世界コスプレサミット」は日本のアニメ・漫画・ゲームなどポップカルチャーを愛するコスプレイヤーが集まる文化交流のイベントで、毎年、世界中からコスプレイヤーが名古屋・愛知県に集まる。チャンピオンシップやコスプレパレードなどを展開。
18回目を迎える今年は新型コロナウイルスの影響で、初めてオンライン開催を実施。「名古屋から日本・世界を元気に!」をコンセプトに据え、さまざまな企画を展開する。1日20時から2日20時まで、24時間オンライン番組「好きは世界をつなぐ/Love connects the world」を名古屋、東京のスタジオから配信する。
オープニングセレモニーでは、「鬼滅の刃」の登場人物「冨岡義勇」のコスプレに身を包んだ河村たかし名古屋市長、世界コスプレサミット実行委員長の小栗徳丸さんらが同イベントの開幕宣言を行った。河村市長はオンライン開催について「世界とつながれてすごいこと」とコメント。コスプレ衣装の刀を抜きポーズを決めメデイア向けの撮影にも応じた。
小栗実行委員長によると「世界コスプレサミット2020」は本来、40の国・地域から参加予定だったという。オンライン会議を行い6月中旬にオンライン開催を決めた。初のオンライン開催に踏み切ったことについて「17年の間、名古屋発のイベントの熱量を絶やしたくないという思い。支援者もなんとか集まり開催できるようになった。毎年、夏に名古屋で会えていた人々の思いに背中を押されて今回の開催にこぎ着けた」と話す。
セレモニーにはコラボパートナーの「ボイメンファミリー」(BOYS AND MEN、祭nine.、BOYS AND MEN研究生、小野小町)から、BOYS AND MENの田村侑久さん、「時透無一郎」のコスプレをした祭nine.の神田陸人さんも登壇。そのほか、日本在住のマレーシア、フィリピン、イタリア、スペイン、ブラジル、過去に国代表になったシンガポール、ポルトガルの外国人コスプレイヤー、名古屋とコスプレの魅力をPRする「コスプレホストタウンPR隊」も駆けつけた。今年国代表として出場が決まっていた海外コスプレイヤーらや、セレモニー東京会場とも中継をつなぎ、セレモニーを盛り上げた。