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機械工具商社開発の「現場の相棒ゼリー」使ったカクテル 錦と新栄のバーで

「フルーツ&ウイスキー bar finch」の「柿のカクテル2020」(画像提供=ノダキ)

「フルーツ&ウイスキー bar finch」の「柿のカクテル2020」(画像提供=ノダキ)

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 名古屋・錦と新栄にある3軒のバーで現在、熱中症予防のために作られた「現場の相棒 塩ビタミンゼリー」(以下、相棒ゼリー)を使った各店オリジナルカクテルが販売されている。

「Book&Bar SPIN」の日本酒と甘酒のフローズンカクテル「フローズンサマーエナジー」

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 「相棒ゼリー」は機械工具商社の「ノダキ」(名古屋市西区名駅3)が駄菓子メーカー「共親製菓」(名西1)と共同開発し、6月に発売した商品。ノダキ社長の野田典嗣さんは「出入りしている全国のどの工場でも熱中症の被害を抱えている。熱中症予防の主流の塩あめに対する、暑さであめが溶け袋に着き開けづらい、なめながら電話で話しづらい、暑い現場であめを食べたくない、塩あめが苦手などの声を受け、地元の駄菓子メーカーと『気軽においしく塩分を摂取できる』ようにと同商品を開発した」と話す。「ビタミンたっぷりで体に良い。子どもでも食べやすくおいしい。簡単に開けられるパッケージで安価なものが完成した」という。

 「相棒ゼリー」を使ったカクテルが生まれたことについて野田さんは「厨房(ちゅうぼう)での調理中、暑くて汗をかくので相棒ゼリーを食べているというバーの方から、『相棒ゼリーをもっと広めたいので、カクテルを作ってみたい』という声が上がったことがきっかけ」と振り返る。同じことを考えているバーが3軒あったことから企画した。

 本をモチーフにしたバー「Book&Bar SPIN」(錦3)は「物語に出てきそうなちょっと幻想的なもの」をイメージした日本酒と甘酒のフローズンカクテル「フローズンサマーエナジー」(1,200円)を提供。「さっぱりしてお酒が苦手な人でも飲みやすい」という。フルーツをふんだんに使うメニューを提供する「フルーツ&ウイスキー Bar finch」(同)のカクテルは、フルーツと相棒ゼリーをうまく掛け合わせることをイメージし、柿と京都のドライジン「季の美」で作った健康志向の「柿のカクテル2020」(1,800円)。音楽好きが集まる「BAR Saloon」(新栄2)はパンチがありつつおしゃれで華やかなものをイメージし、パイナップルに漬け込んだオリジナルリキュールで少しエスニック感もあるという「相棒ダイキリ2020」(1,000円)を作り出した。

 野田さんは「今年はマスク着用で湿気を感じ水分補給の回数が少ない人や、換気で冷房が効きづらいこともあってか残暑の今でも熱中症で救急搬送される人もいる。1日の疲れをお酒と共に癒やす際に熱中症予防も意識してほしい。マルチビタミンをたくさん配合した商品のため、二日酔い対策、風邪対策、美容に気を付けておられる方にもお薦め」と言う。

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