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金山の市民会館がオンラインでバックステージツアー デビューしたてのマスコットが案内

名前募集中の日本特殊陶業市民会館マスコットのパペットと、映像にも出演する「中学2年生」キャラクターに扮(ふん)する同館スタッフ(左)

名前募集中の日本特殊陶業市民会館マスコットのパペットと、映像にも出演する「中学2年生」キャラクターに扮(ふん)する同館スタッフ(左)

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 金山駅近くにあるイベントホール「日本特殊陶業市民会館」(名古屋市中区金山1)が10月1日から、オンラインで「探検!体験!バックステージツアー2020」を開催している。

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 毎年、夏休みに小学生向けに館内の見学などを行う同企画だが、今年は開催時の「密」が避けられないためリアル開催は断念した。初めてのオンラインイベントにする。

 同企画のために開設したユーチューブチャンネル「かなやまにじいろ」に、バックステージツアーを視覚的に楽しめるように作った動画を公開する。今夏、同館情報誌でデビューしたばかりのマスコット(名前募集中)のパペットがガイドとなり進行していく。マスコットは会館当初から同施設の舞台奈落に住み着き、同ホールで開催されたコンサートなど全ての公演を見てきた、芸術・音楽に詳しいというキャラクター像。

 動画は4本で、1本目は同館の歴史や施設概要、名称についてなどを紙芝居風にまとめたもの。2本目は劇場を「探検」する内容で照明や舞台装置など大型設備の紹介や、楽屋内を案内する。担当者の澤地奏音さんは「舞台が回転する『盆』や昇降する『せり』などの舞台装置、楽屋など出演者側の視点で楽しんでもらえるのでは」と話す。

 3本目は劇場の仕事にスポットを当て、音響や照明などの技術スタッフも出演し仕事内容や普段使う機材の紹介などをまとめた。パペットが装備に触れる体験の様子も映す。4本目はこれまでに行われた舞台作品を基にさまざまな舞台演出をまとめた動画で、「前段の動画で見て知った上で、実際に行われた演出を見て楽しんでほしい」と澤地さん。各動画の最後にはクイズが出題され、回答を専用フォームから送ると抽選で景品が当たる。

 「劇場をもっと身近に感じてほしいという目的があるこの企画。普段は皆さんに会うことがない劇場スタッフも出演し、姿や話している様子を見せることで思いが伝われば」「舞台の裏側の仕組みなどを知ると、コンサートなどを見た際により楽しんでもらえるのでは」とも。

 小学生を対象にした内容だが、誰でも視聴できる。「親子でも楽しんでほしい」と参加を呼び掛ける。

 11月30日まで。

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