名古屋の声優が出演するアニメ上映企画「ナゴヤ現代活弁 アニレコライブ」が11月23日から、大須シネマ(名古屋市中区大須3)で開催される。
アニレコライブは無声アニメ映画に声優が活弁士のように生アフレコをする上映イベント。映画館の新しい活用方法を企画するプロジェクト「名古屋ジッダ」が主催し、アニメーション作家が自主制作映画を発表する場、地元声優の新しい活躍の場の創設を目指している。
1月に大須シネマで第1弾を開催した後、2月にセンチュリーシネマ、3月に伏見ミリオン座と市内の映画館で行われた。新型コロナウイルスの影響で4月の開催予定の回が延期となり、今回から再開となる。
大須シネマは3月から閉館していたが、地元のデザイン会社「大丸」(中区大須4)が7月より運営を引き継ぎ、8月23日に再オープンした。
日程は23日・26日・27日・29日の4日間。演目は、「第74回毎日映画コンクール」大藤信郎賞、「第23回文化庁メディア芸術祭」アニメーション部門優秀賞などを受賞した「ある日本の絵描き少年」(川尻将由監督)と「第29回CGアニメコンテスト」入選の「うたかたシノプシス;」(小さな音監督)の2本。生アフレコは声優・タレントアカデミー「TYK STUDIO」の「ナゴヤセイユウ」の声優たちが演じる。
名古屋ジッダの杉山薫さんは「作品や声優のファンから再開を待ちわびる声をいただいていた。会場となる大須シネマは館内常時換気・座席アルコール消毒を行っており、座席数は平常時より少なくなるが、演者との距離を十分に空けて行う。作風の違う自主製作映画2作品に地元声優が目の前でアフレコするパフォーマンスが見られる臨場感あふれるイベント。多くの方に足を運んでいただけたら」と呼び掛ける。
開始時間は、23日・29日=13時30分、16時、26日・27日=19時。料金は3,500円。