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名古屋観光ホテルの「ル・シュッド」がリニューアル 野菜や食用花で料理演出

「シメパフェとしても楽しめる」「パフェ」は、底に「名古屋らしく」あんペーストを忍ばせ、上にはイチゴと食用花を飾る。写真奥は「チョコレートタルト」

「シメパフェとしても楽しめる」「パフェ」は、底に「名古屋らしく」あんペーストを忍ばせ、上にはイチゴと食用花を飾る。写真奥は「チョコレートタルト」

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 名古屋観光ホテル(名古屋市中区錦1)が11月10日、同ホテル1階のブラッセリー&カフェ「LE SUD(ル・シュッド)」(TEL 052-231-7756)をリニューアルオープンする。

「岩」をイメージした「タンシチュー」

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 料理や内装、店舗ロゴなどを一新。店内はライトグレーを基調にしたカジュアルでモダンな内装にした。今まで出入り口として機能していなかった広小路通側のドアからも入店できるよう、店構えにも手を加えた。

 同ホテル担当者は「南ヨーロッパをはじめとする南からの風を感じる料理を提供する。新しい風を当ホテルとリニューアルしたル・シュッドに吹かせるという思い。ホテルのレストランが持つ、敷居が高いというイメージを和らげられれば」と話す。

 料理は、ハンバーグステーキやショウガ焼き、カレー、パフェといった「慣れ親しんだメニュー」を現代的にアレンジし、野菜や食用花などを使い「色鮮やかで斬新」な演出を行う。野菜や花と親和性がある土や岩など自然にあるものをモチーフにするなどユニークな表現をする。主なターゲットは、健康志向で野菜やハーブを使った料理を好む20代~30代の女性。

 「タンシチュー」(2,900円)は「岩」をイメージしたといい、ホウレンソウで作った緑のソースと土に見立てたそば粉を散らす。森のような見た目の「ケールシーザーサラダ」(1,000円)はシーザードレッシングに少し焼いたケールを盛り付けた。「カレーにライスを添える従来のカレーライスのイメージでない」(同店シェフ)という「スリランカカレー」(1,800円)は低温調理した鶏もも肉をカレーソースにのせ、ナッツやドライフルーツを散らしたサフランライスを添える。

 「『シメパフェ』としても楽しめる」(同担当者)という「パフェ」はクリームチーズメレンゲやエスプレッソを染み込ませたシフォンケーキを重ね、底には「名古屋らしく」あんペーストを忍ばせた。上にはイチゴと食用花を飾る。シナモン・八角・クローブなど7種類のスパイスを使った「LE SUDクラフト コーラ」(500円)などのオリジナル・ドリンクメニューも用意する。

 ランチタイムは、通常に比べると少し控えた量のアントレにミニサラダ・ライスまたはパン・カフェのセット(1,200円~)を用意する。

 毎日17時~19時に、3つの中から選べるつまみ料理(1種類)と同店オリジナルワイン1杯をセット(980円)で提供するハッピーアワーも行う。

 席数は114席(現在は新型コロナウイルス感染症対策のため80席程度で営業)。営業時間は10時~23時。ブランチ(10時~17時)、ランチ(11時~15時)、ディナー(17時~23時)。

 入店時の検温、テーブルや椅子などを定期的に消毒、QRコード読み取りで見られるメニューも用意する。

 以前、ラウンジだった場所にベーカリーショップを10月11日に移転オープンした。約40種類のパンと約15種類の洋菓子を販売する。人気ナンバーワンの「ブリオッシュこしあんぱん」(250円)、「クロワッサンパリジャン」(200円)、「角食パン」(700円)、同ホテル伝統の「アップルパイ」(750円)などの定番人気商品のほか、新商品の「名古屋コーチン卵のクリーム食パン」(300円)、カラフルなクロワッサン「フルーリッサン」(イチゴ、チョコ、抹茶、1個220円)を用意する。ベーカリーショップの営業時間は10時~20時。

 パンなどテークアウトした商品を同店前に新たに設けたテラス席で食べることもできる。

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