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久屋大通公園に途上国の素材・文化活用するブランドが出店 アパレルや食も

「マザーハウス名古屋久屋大通公園店」店内で店長の吉岡遥菜さん

「マザーハウス名古屋久屋大通公園店」店内で店長の吉岡遥菜さん

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 バングラデシュをはじめとした6つの途上国でそれぞれの素材や文化を生かして作る商品を扱う「マザーハウス名古屋久屋大通公園店」(名古屋市中区錦3、TEL 052-265-9797)が4月23日、久屋大通公園内の商業施設「RAYARD Hisaya-odori Park」にオープンした。

天然由来の素材で味付け・色付けしたグラデーションの「イロドリチョコレート」

 「途上国から世界に通用するブランドをつくる」を理念に掲げる同社(本社=東京都台東区)。同社代表でチーフデザイナーの山口絵理子さんがバングラデシュに滞在した2年間の経験を元に2006(平成18)年3月に会社を設立した。バングラデシュを始めとした6カ国に自社工場・自社工房を構える。現地スタッフに向けランチ提供のほか、定期健康診断の実施、無利息で貸し付ける企業ローンの実施なども行う。ショップは国内33店舗、海外は台湾に4店舗、シンガポールに2店舗、香港、フランスに1店舗ずつ展開する。名古屋には星が丘テラス店に続き2店舗目。

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 山口代表は「『途上国=かわいそう』ではなく、それぞれの素材や技術、人に光を当てることで生まれるモノづくりを通じて途上国の可能性を知ってもらう。偏見を変えたい」と話す。途上国においてアパレル製品や雑貨の企画、生産、品質指導と、先進国でそれらの商品の販売を行う。

 バングラデシュではジュートやレザーなどを使いバッグや革小物、ネパールではローシルクを草木染めしたストールや、綿、ウール、カシミヤなどの素材を使ったマフラー、インドネシアでは1ミリ以下の金線を使う「線細工」と呼ばれる伝統技法を用いたジュエリー、サファイアなどが取れるスリランカでは、原石の採掘から石のカットも手掛けて作る天然石ジュエリー、インドでは、現地の素材で作る麻や育てた蚕から作るシルクを使った手織り生地で作るアパレル製品、世界最高級のルビーの産地であるミャンマーはルビージュエリーを作る。同店内では約500商品を扱う。主な商品の価格帯は、バッグ=3~4万円、財布=1万円台、シャツ=2万円台、ワンピース=3万円台。

 食の新ブランドもスタート。2月5日に販売開始した商品「イロドリチョコレート」(全12種類、各1,200円)はインドネシアのスラウェシ島のカカオで作ったホワイトチョコレートに天然由来の素材で味付け・色付けしたグラデーションのチョコレート。黄色から緑色に移り変わるマンゴーと新茶の「もえぎ(萌黄)」、黒の濃淡で黒こしょうとゆずの「よかぜ(夜風)」など。ビーツと栗の「こうよう(紅葉)」を活用し、名古屋エリア限定で赤みそをブレンドしたバージョンも数量限定販売する。スラウェシ島のカカオ農園で作ったカシューナッツやカカオ豆にチョコレートをコーティングした「インドネシアオリジンズ」(2,300円)も販売する。

 店舗面積は約70坪。店舗デザインは名古屋出身のデザイナー大西麻貴さんらの建築家ユニット「o+h」が担当。流線的な作りが特徴で、ポイントで常滑焼のタイルを使う。公園内に出店する店舗デザインについて大西さんは「公園から自然な流れで店の中に入り、店内を見てもらえるようにした。『家』を連想させるくぼみを設け、そこに現地の風景写真を飾るなど作り手とつながるような窓のイメージを作った」といい、途上国と繋がるような場所づくりを試みる空間となった。

 店長の吉岡遥菜さんは「この店が中部から世界に発信できる入り口になれれば。名古屋を始め、愛知の人とつながり、店、商品、取り組みなど新しいものを生み出せる空間にしたい」と笑顔を見せる。

 営業時間は10時~20時。

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