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大ナゴヤ大学が「授業」を開催 名古屋の料亭「河文」で餅花づくりを体験

授業で参加者が作る餅花

授業で参加者が作る餅花

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 正月の餅花作りを体験してもらうイベントが12月26日・28日、料亭「河文」(名古屋市中区丸の内2)で開催される。主催はNPO法人「大ナゴヤ大学」(大須3)。

出来上がった餅花を手にする参加者

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 餅花とは、1年の五穀豊穣を祈る正月飾り。一年を締めくくる催しとして同団体では2015(平成27)年から毎年、12月の最終週に体験イベントを行ってきた。リピーターの増加を受け、2019年からは「昼の部」「夜の部」の2部構成で実施している。

 今年は「400年の歴史を誇る老舗料亭『河文』で餅花づくり ~丑から寅へ~」 として開催。28日に開く「昼の部」では、「河文」にまつわる歴史や街の変化を教わるとともに登録有形文化財に指定されている建物の館内を見学できる。

 授業コーディネーターの井上麻衣さんは「料亭では本来、お客さま同士が顔を合わせることは御法度で見学自体が難しい。授業では、若おかみの香川絢子さんの解説付きで館内を巡れる」と話す。

 見学後は、餅花づくりを体験。同店仲居の指導で、事前に用意されたヤナギの枝に細かくちぎった白やピンクの餅をあしらっていく。

 「餅花を作るのは初めて、という人も少なくはなく、黙々と作業する人もいれば、隣り合った人との会話を楽しむ姿も」と昨年までの授業の様子を振り返る井上さん。授業の最後には「河文」が名物に据えている料理を試食できる。

 26日に開く「夜の部」はリピーター向けに館内見学を省略。井上さんは「授業がスタートしたらすぐに餅花づくりに取り掛かれる。料理の試食が始まるまでたっぷりと餅花作りを堪能してもらえたら」とほほ笑む。

 出来上がった餅花は、従業員が館内の天井や壁に飾り付ける。飾り付けは2月の節分まで続く。

 年の瀬の恒例行事として参加する人も少なくないという同授業だが、今後の展開を見据え、次回から内容を刷新する考え。井上さんは「現プログラムは今年が最後の開催。外出が難しかった1年の締めくくりにふさわしいゆったりとした時間を提供したい」と意気込む。

 申し込みは同団体のホームページで受け付ける。先着順で定員は36名。参加費は3,500円。「夜の部」のみ2,000円の追加でビールまたは日本酒の提供に対応する。

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