恵方巻きと節分をテーマにしたグルメの予約販売が、名古屋栄三越(名古屋市中区栄3)地下1階食品フロアで始まった。今年の恵方は北北西。
恵方巻きは、老舗料亭や総菜店が手掛ける18店・約70種類を販売する。同店で人気だという、カニバラ身・エビ・イクラしょうゆ漬け・厚焼き卵などを巻いた「なだ万厨房」の「海の幸 恵方巻き」(1本=2,376円、予約販売=2月1日まで、170本限定、当日販売=2日20本限定、3日150本限定)や、ウナギ・エビ・とび子などを巻いた「日本料理 匠」の「恵方巻き」(同=3,456円、同=限定50本に達し次第終了、同=3日、予約完売した場合は販売なし)のほか、「ヘルシー志向の恵方巻き」という、エビ・アボカド・クリームチーズ・グリーンリーフレタスなどを薄焼き卵で巻いた「RF1」の「野菜と愉(たの)しむ 海老(エビ)とアボカドの福恵方巻き」(同=大1,296円、小697円、同=1月31日まで、大24本、小48本に達し次第販売終了、予約完売した場合は以降販売なし)など。
同店広報担当者によると、恵方巻き商品は毎年完売しているという。今年の準備数は前年並みで、当日販売用として約7000本を用意する(予約分は除く)。「店内に厨房を構える店が多く、売れ行きを見ながら巻き上げて店頭に並べ、フードロス削減に努めながら販売している」(同)という。
前年の恵方巻き商戦では、おせちでも見られた「自宅でいいものを食べたい」というニーズが表れ、高価格帯の商品が人気を集め、予約数・予約売り上げ共に一昨年に比べ3割以上伸ばした。「今年もその傾向が続くと予測している」(同)とも。
同店では、家族で楽しめる季節イベントの一環として恵方巻きのほか、スイーツや日本酒など節分グルメにも注力しているという。
節分をモチーフにした和洋のスイーツは10店・約21種類を販売。ベリームースとチョコムースにココアスポンジを重ねて赤鬼の顔に仕上げた「おにのケーキ」(ユーハイム、1,404円、販売日=2日・3日、数量限定)、節分にちなんだおかめ・福豆・黒鬼がモチーフの「節分上生菓子」(菓匠 花桔梗、3個入り1,458円、同=1日~3日)など。
同店で3年前から提案する「恵方呑(の)み」(=恵方を向いて日本酒を飲む楽しみ方)も提案。恵方巻きに合う日本酒を「お薦め」しているという。
営業時間は10時~20時。