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伏見にコーヒー店「STILL THINKING COFFEE」 手で炭をくべる「炭火焙煎」の豆にこだわり

「STILL THINKING COFFEE」外観

「STILL THINKING COFFEE」外観

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 コーヒースタンド「STILL THINKING COFFEE(スティルシンキングコーヒー)」(名古屋市中区錦2)が昨年12月17日、名古屋市営地下鉄「伏見」駅近くにオープンした。

オーナーの北川克彦さん(写真左)、焙煎士の川上敦久さん(写真右)

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 同店オーナーの北川克彦さんは企画・映像・出版を手掛ける編集者で、同じビルの3階にオフィスを構えている。同店を開業した経緯について、北川さんは「以前から喫茶店をやってみたいと考えていた。ビルの大家さんから『1階が空くので借りてみないか』と相談され、旧知の仲である焙煎(ばいせん)士の川上敦久さんのコーヒーをいつか扱いたいと思っていたこともあり、炭火焙煎のコーヒーが飲める店を開くことにした」と話す。

 焙煎したコーヒーが天皇陛下植樹祭に出品されたこともあるという川上さんは普段、自身の工房「POCKET FACTRY(ポケットファクトリー)」(北区丸新町)で焙煎を行っている。「一般的なコーヒーはガス焙煎が主流だが、手で炭をくべて、丁寧に豆を焼き上げるのがこだわり」だと話す。

 コーヒー豆は、オリジナルブレンド3種類を用意。川上さんは「『NO.1 HAVANA -DARK BLEND-』は深いりで炭火焙煎本来の味でありながら、キリッとした口当たりで深みがある。『NO.2 SAN MIGUEL DE ALLENGE -LIGHT BLEND-』は焙煎度合いの異なる豆10種類をブレンドし、上品な酸味があって飲みやすい。『NO.3 LIMITED EDITION -SPECIAL BLEND-』は季節ごとの期間限定メニュー。3月までは『NINJA BLEND』というブレンド商品を提供している」と説明する。

 北川さんは「10種類もの豆を使っているのは珍しい。従来のブレンドコーヒーでは2、3種類の豆を使うことが多い。優れたブレンド技術によって、たくさんの種類の豆を使ってもおいしく味がまとまっている。『NINJA BLEND』という商品名は、僕が忍者好きであることが由来。忍者は陰で人々を支えるところが編集者の仕事と似ているため、忍者をイメージした商品を作りたかった」と言葉を添える。

 その場で飲めるコーヒーは550円~。販売するコーヒー豆は、100グラム=1,000円~、200グラム=2,000円~。豆のひき売りにも対応する。「ルテイン成分を多く含む卵を使用している」という刈谷市の洋菓子ブランド「OVALE(オヴァール)」の焼き菓子も取り扱う。

 ギフト需要にも応えられるようにと、バウムクーヘンの詰め合わせ(6個入り=2,100円)や、同店のロゴが入ったオリジナルタンブラー(4,500円)なども販売。3月には新たにクッキー缶の販売も予定する。

 「今後、店内スペースをイベントに活用してきたい」(北川さん)とも。2月19日には川上さんによる「ドリップ教室」を開催予定。開催は、新型コロナウイルスの感染拡大状況により延期となる場合もあるので注意が必要。

 営業時間は10時~19時を基本とし、時間変更や休業日の最新情報は同店インスタグラムで知らせる。

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