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栄にホテル「コートヤード・バイ・マリオット名古屋」 地元産食材使うレストランも

「コートヤード・バイ・マリオット名古屋」外観

「コートヤード・バイ・マリオット名古屋」外観

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 「コートヤード・バイ・マリオット名古屋」(名古屋市中区栄1、TEL 052-228-2220)が3月1日、開業した。

オールデーダイニング「CRUST」店内の様子

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 マリオットグループのセレクトブランド「コートヤード・バイ・マリオット」は、日本国内で6店目。東海エリア初。読売新聞中部支社の跡地で、敷地面積は1270.49坪。同社が移転する2017(平成29)年に始めた計画で、移転後の土地活用として事業提案を受けた中から、「マリオットを誘致する提案がこの地のポテンシャルを伸ばせるのでは」という理由で採用した。

 地上12階、地下1階で、3階~12階の客室フロアに全360室を設け、1階には宿泊利用者以外も利用できるラウンジとレストランを設ける。2階には、最大500人を収容できる宴会場のほか、広さが異なる全5室の宴会場を設ける。1階フロントの壁には、名古屋城の屋根瓦をイメージさせるデザインを取り入れた。

 各階同じ場所に設ける角部屋のスイートルーム(10室)は、窓を2面設ける明るい造りで、近くを流れる名古屋城築城と同時に掘削された「堀川」沿いの桜やライトアップも楽しめるという。スイート10室には、それぞれデザインが違う常滑焼の茶器のほか、愛知の作家が作るセラミックのトレーなど、地元要素をちりばめる。そのほか、プレミアキング(40室)、デラックスキング(170室、バスタブなし)、プレミアツイン(84室)、デラックスツイン(56室)を設ける。24時間利用可能な宿泊者専用のフィットネスジム(2階)も。

 ロビーラウンジ「THE LOUNGE」には、ソファ席やテーブル席を設け、軽食やスイーツ、ドリンクを提供する。常滑焼の焼き物を展示するほか、堀川や名古屋に関する本などを置き、地元の素材で演出する。メニューは「クラブハウスサンドイッチ」(1,700円)、桝塚みそを使う「田原ポークのミソカツサンドイッチ」(2,300円)、西尾産抹茶や愛知県産イチゴを使うケーキ(ドリンクセット=1,700円)など。バータイムにはバーテンダーが作る、しゃちほこ型にくりぬいたレモンを添える「金鯱(しゃち)モヒート」(1,400円)、紫色をした「クラフトイン愛知」(1,000円)などのカクテルも提供する。営業時間はデイタイム=8時~17時(10時まではドリンク提供のみ)、バータイム=17時~23時。

 オールデーダイニング「CRUST」は、地元食材を取り入れた料理を提供。ランチコース(2,200円~)、ディナーコース(5,500円~)。料理内容は、「三河産うなぎのパイ包み焼き ポルト酒と桝塚味噌(みそ)のたまり醤油(しょうゆ)風味」「石川牧場産知多牛響のサーロインのグリル ポテトドフィノワーズ添え」など。「アフタヌーンティー ストロベリーコレクション」(4,500円、提供時間=11時30分~17時)も用意する。営業時間は朝食=6時30分~10時30分、ランチ=11時30分~15時、ディナー=17時~22時。

 1日には開業セレモニーが行われた。同ホテルのトマ・ヴィダル総支配人は「名古屋に住んで、働くというのは初めてだが、赤みそや濃い味といった食文化や地元のおいしい食べ物のとりこになった。周辺の岐阜、三重には自然や観光スポットも多い。まずは日本のお客さまに、そして近い将来には当ホテルをインバウンドの拠点として利用してもらい、日本の素晴らしいところ発見してほしい」と話す。

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