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名古屋市科学館で「大地のハンター展」 太古から現生までのハンターたち紹介

恐竜も捕食していたとされる全長12メートルの大型ワニ「デイノスクス」の前半身生体復元モデル

恐竜も捕食していたとされる全長12メートルの大型ワニ「デイノスクス」の前半身生体復元モデル

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 「大地のハンター展」が3月12日、名古屋市科学館(名古屋市中区栄2)理工館地下2階イベントホールで始まった。

ヒグマ、ハクトウワシ、ハシビロコウなどを紹介する「水辺のハンター」

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 動物が生きていくために必要な営み「捕食」にスポットを当て、生物の顎と歯の進化や、多様なハンティングのテクニックを紹介する。絶滅したものから現代も生きているものまで、哺乳類、は虫類、両生類、鳥類、昆虫類など、大型なものから極小ものまで、本剥製標本や生体模型を展示する。会場では、動物版青春漫画「ビースターズ」の登場キャラクターが案内役として、各ゾーンのタペストリーに登場する。

 「太古のハンター」ゾーンでは、白亜紀に生きていた、恐竜も捕食していたとされ、全長12メートルに達する史上最大といわれる大型ワニ「デイノスクス」の前半身の生体復元モデルが出迎える。大きく口を開けた姿で、頭骨長は最大約130センチになると想定される。現生で最大のワニは、最大約6メートルの「イリエワニ」。

 「大地に生きるハンター」ゾーン内では、ヒグマ、アメリカアリゲーター、オオアナコンダ、ハシビロコウ、カワセミ、オオサンショウウオなどを紹介する「水辺のハンター」、トラ、ハイイロオオカミ、ビルマニシキヘビ、エリマキトカゲなどの「森・密林のハンター」、ライオン、ブチハイエナ、コヨーテなどの「草原のハンター」、フェネック、ユキヒョウなどの砂漠や岩場に生きる「荒野のハンター」、フクロウ、コウモリなどの「暗闇のハンター」を紹介する。パネルや映像でハンティングの戦略の一つ「おびき寄せ・待ち伏せ」のテクニック解説(水辺のハンター)や、映像でフクロウ類の捕食の様子(暗闇のハンター)なども紹介する。

 「ハンティングの技術」ゾーンでは、ハンターの体の仕組みのほか、アリ・シロアリが大好物のオオアリクイや、ミミズや昆虫、カタツムリやナメクジといった陸貝など、それぞれ特定の動物を狙って捕食する偏食のヘビの種類、毒を使ってハンティングする生き物を紹介する。

 会場内に設置された自動撮影機で、標本と一緒に記念写真が撮れるスポットも用意。入場時に配布されるチラシのQRコードを専用機にかざすと撮影でき、出口で気に入った写真を購入できる。スポットは、デイノスクスの前、ヒグマの前、フクロウの前の3カ所。

 物販コーナーでは、同展のキービジュアルなどをデザインした学習帳(330円)、文具セット(715円)、ワニの刺しゅうを入れたソックス(715円)などの同展限定グッズ、ぬいぐるみ、マスク、Tシャツなどを販売する。

 開催時間は9時30分~17時(入場は16時30分まで)。3月21日、5月2日を除く月曜、3月18日・22日、4月15日、5月10日・20日は休館。入場料は、一般=1,600円、高大生=900円、小中生=500円、未就学児無料。6月12日まで。

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