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名古屋栄三越で「春のプチマルシェ」 地元クリエーターのオリジナル作品販売

クリエーターの中澤由美さん(右)と上原美穂さん(左)

クリエーターの中澤由美さん(右)と上原美穂さん(左)

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 栄の「名古屋栄三越」(名古屋市中区3)3階で、3月23日から「春のプチマルシェ」が開かれている。

「金箔工芸アウレプス」と「リリウム」の作品

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 会期前半と後半で出店者が入れ替わる、2部制での開催。会場となる3階フロアは、アパレルとライフスタイルの総合的な提案をコンセプトの一つに掲げており、同企画を担当した名古屋三越の藤本綾さんは「これまでも東海圏をはじめ全国のクリエーターの出店を企画してきた。さまざまなクリエーターが季節ごとに作品を生み出している。お客さまの春の生活を彩るような作品を紹介したいと企画した」と話す。

 会期後半の3月30日から、仏壇や仏具の一部を使ったアクセサリーを制作する「金箔(きんぱく)工芸アウレプス」が出店。代表の中澤由美さんは「大ぶりだが、見た目に反して非常に軽いのが特徴。イヤリングパーツも固定力がありながら痛みが起きにくいものを選ぶなど、着け心地にこだわった」と話す。

 中澤さんの制作活動を支えるのは、夫の幸広さん。きらびやかな装飾が特徴の「名古屋仏壇」の製造において、工程の一つである「金箔押し」を手がける伝統工芸士で、アクセサリーパーツの金箔装飾を担当している。中澤さんは「古くなった仏壇は、解体して全体の汚れを洗ったり、虫食いや板割れした部分を修復したりして、再び装飾し直すことで新品同様に生まれ変わらせることができる。この『生まれ変わり』の新たな方法として、アクセサリーに用いるのを思い付いた」と振り返る。

 「一連イヤリング・ピアス 桜」や「かんざし」などのアクセサリーに加え、漆塗り職人と協力して作った「漆帯留め」(以上1万3,200円)、イラストに金箔押しした「箔押しキャンバスバッグ」(3,300円)を販売。ブースの一角では、仏壇の一部や仏具も展示する。中澤さんは「金箔は非常に薄く、ふっと軽く息を吹きかければ舞い上がってしまうくらい繊細なもの。それを容易に扱う夫の、熟練した職人技に感銘を受けた。それと同時に、業界の衰退とともに職人の技術が途絶えてしまうことへの危惧も強く感じた。私たち夫婦の取り組みが、伝統工芸の未来の可能性を切り開く一助となれば」と笑顔を見せる。

 ほかにも、「アルコールインクアート」を使ったオリジナル作品を制作する「リリウム」が出店する。クリエーターの上原美穂さんはインテリアやファッションの色彩コーディネートを手がける「カラーコンサルタント」で、2019年ごろから独学でアルコールインクアートの作品制作に取り組んでいる。

 アルコールインクアートは、アルコール性インクを用いたアート作品。プラスチック製の合成紙にインクを垂らし、送風で乾燥させることで広がりやにじみ、異なる色のインクの混色や模様を生み出す。上原さんは、額装時に出る端材を何かに活用できないかと考えた時に、アクセサリーにするのを思い付いたという。「コンセプトは『わたしだけの身に着けるときめき』。模様や色の混ざり具合などは偶然生まれるもので、一つとして同じものはない。一期一会の出合いを楽しんでもらえたら」と上原さんは話す。

 アルコールインクアートを使ったイヤリング・ピアス(各3,520円~)、ネクタイピン(7,700円)のほか、アルコールインクアートを額装した「アートフレーム」(5,500円~)を販売する。

 営業時間は10時~20時(最終日は18時まで)。4月5日まで。

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