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金山の市民会館が「オープンミュージアム」 「館内の美術品見て楽しんで」

ロビー壁面の美術作品の前で日本特殊陶業市民会館の「オープンミュージアム」のチラシを手にする廣田佐代子さん

ロビー壁面の美術作品の前で日本特殊陶業市民会館の「オープンミュージアム」のチラシを手にする廣田佐代子さん

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 金山の「日本特殊陶業市民会館(=名古屋市民会館)」(名古屋市中区金山1)内のロビーや劇場を開放する「オープンミュージアム」が12月19日、開催される。

「日本特殊陶業市民会館」内1階・2階をつなぐ階段壁面に展示されている絵画作品

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 同館50周年企画の一環で、館内に展示・保管している美術品を動画で紹介する「美術品バーチャルツアー」(12月中旬公開予定)の準備を進める中、リアル開催も企画した。同館の澤地奏音さんは「オンラインでももちろん楽しんでもらえると思うが、じかに見てもらうことで、色味や質感などのディテールを堪能してもらえるのではないかと思い、急きょ開催を決めた」と説明する。

 館内にある美術品は全体で40作品以上あるという。同イベントでは1階ロビー、「フォレストホール」「ビレッジホール」を開放し、各所に展示されている26作品を楽しむことができる。美術品は愛知県にゆかりある芸術家の作品をはじめ、絵画、彫刻、銅像などがある。同館の廣田佐代子さんは「この企画に取り組んで改めて当館に展示されている美術品の多さに驚いた。これほどたくさんあることを知らない人もいると思うので、このイベントを機に発見してもらえれば」と話す。

 当日は美術品の作品名、作者名、展示場所を記したマップを配布し、時間内で自由に見られるようにする。

 「劇場内の緞帳(どんちょう)も一つの作品。知ってもらうことで、コンサートなどの開演前の待ち時間も美術作品を見て過ごす気持ちになってもらえれば」と廣田さん。澤地さんは「館内に展示されているたくさんの美術品はもちろん、当館の劇場を無料で自由に見られる機会はめったにない。当日は劇場ロビーだけでなく客席にも入ることもできる。写真・動画撮影も自由なので劇場内を存分に楽しんでほしい」と話す。

 開催時間は10時~11時30分。時間内の出入り自由。入場無料。当日は1階正面入り口に受付を設ける。

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